2012年6月13日水曜日

中1 みらい科「ほめることの難しさ」


 5月下旬の某日、クラス懇親会を開いて頂きました。企画、準備、運営は常任委員のお母様方がしてくださるのですが、今年は少しわがままを言わせていただいて、「みらい科」的な懇親会にさせていただきました。初の試みでしたが、お母様方同士また、担任との距離を少し縮める良い機会にできたのではないかと思います。

 「みらい科」的要素1  会の目的をはっきりさせる。
 「みらい科」的要素2  サポートし合える関係づくりを重視する
 「みらい科」的要素3  ゲーム形式などの工夫を取り入れる
 「みらい科」的要素4  振り返りを行う

 この形で懇親会をさせて頂いて大きな成果の1つは、「機会があれば、また参加したい。」や「学期に1回ぐらい開いてほしい」との感想がいただけたことです。また、感想を読んで、ハッとさせられたのは、「同じ悩みを皆さんと共有できて、ホッとした」との言葉です。学校は成績などどうしても生徒同士を比べたり、並べたりすることの多い場です。ややもすれば、保護者会や面談はせっかく来てくださったお母様方をかえって不安にさせてしまう場にしていたのではないかと、身の縮む思いがしました。

 「全ての大人は、子どもの成長を支えるパートナーである。」というのは、中1みらい科で取り入れているライオンズクエストの基本的な考え方の1つです。中1の担任団では、保護者会や面談など保護者の方に学校に来て頂ける貴重な機会を、そのような関係作りの場となるよう検討をはじめました。この日記をお読みの皆様、アイデアありましたら、よろしくお願いします。

Miu

 

2012年6月12日火曜日

中1 みらい科「質の良い学びとは」


え〜。先生、みらい科じゃないの!」
 私事の急な事情で、みらい科の授業を急遽、他の授業に変更したときの生徒の反応です。

 「先生、明日もみらい科をやろうよ。」
 みらい科の回復授業をしたあとの生徒の反応です。

 最近、私が気になっているキーワードが「質の良い学び」。これは教科会議で学習への意識付けについて話し合っている時に出てきた言葉ですが、なかなか上手く具体化できず、試行錯誤している取り組みの一つです。
 仮に言葉を定義してみると、「質の良い学び」とはガリガリとした点数重視の勉強でなく、しかし、糸の切れたようなゆとり教育でもない学び。または、新しい知識との出会いにわくわくし、それを身につけるために努力し、得た知識を使ってさらに新しいものに目が開かれ、新しい探求や努力を自分の力で進めていくような学び、でしょうか。こんな学びを生徒たちと共有できたら、本当に教師冥利に尽きる思いになるのでしょうね。先の生徒たちの反応を見ると、教科とはまた違う、みらい科で出会う新しい知識に少なくともわくわくしてくれているのかな、と思ったりします。

 中1みらい科1学期のプログラムも終盤になってきました。生徒たちがみらい科で出会った知識、技術が、健やかな成長に繋がっていくことを願うばかりです。

<1学期後半のプログラム>
第5・6回 「賞賛の気持ちを表現する」
第7回   「変わっていく自分を受け入れる」
第8回   「好ましい価値観は道しるべ」
第9回   「自分の運命を切り拓く(目標達成のためのステップ)」

Miu

2012年6月11日月曜日

対価


映画やコンサート、演劇鑑賞など、皆さんは、どれくらいの頻度で出かけられますか?
演劇を鑑賞するのは、いまやセレブか○○か?
というぐらい観客は減り、世の中は不景気を象徴しているかもしれない。


私は、就職してしばらくしてから先輩の先生に、
「2つの趣味を持った方がいい」と言われた。
一つは、自分自身で楽しむもの。
自分が主体となって活動する趣味。
もう一つは、自分は座っているだけで、周りが楽しませてくれるもの。
つまり、「鑑賞」もの。

私は、この2つの趣味をどちらも両立しているけれど、「鑑賞もの」で思うことがある。

観客は、お金を払った対価が、数時間のうちに得られるか、
シビアに査定しているのだと思う。
もちろん私も演劇を楽しむ一方で、冷静な自分も同居している。
その作り手は、一瞬、一瞬が真剣か、
準備は十分か、伝えたいものがあるかなど。

その査定は、1回のなれ合いが、すべてを失うものだと物語っているのだと思う。

その緊張感は、日常のわたしたちにも必要かもしれない。
だから、今日を真剣に生きようと思うのです。

Key

2012年6月8日金曜日

職員室のヒーロー(またはヒロイン)


ここ数年、ノートルダムの「これから」を語り合える友が増えました。
本校は女子校ではありますが、教員の男女比率はほぼ同じくらいです。
男子校は、保健室と家庭科の先生しか女性はいないと聞くことがありますが、
本校は男性教員も多く、生徒が楽しく学校に来れる要素になるのなら、まぁそれもまたよし。


ところで、職員室のヒーローって誰だと思いますか?
どの学校にも職員室のヒーローがいるのですが、
たいてい「生徒指導部」の先生だと思います。
生徒にとっては、うるさい、こわい存在かもしれませんが、
実は、職員室の中ではヒーローです。
なぜなら、嫌なことを引き受けてくれる存在だから。
クラス担任は、生徒の日常に寄り添いますが、生徒との関係を重視するあまり、
あまり何度もしつこく注意できないと思っている先生がいます。
そんなとき、近所の「生徒指導部」のこわメンが活動してくれます。
誰だって嫌われなくはないんです。大人だってそうです。
私は、そんな嫌な仕事を引き受けてくれる先生たちが、ヒーローに見えます。
残念ながら、わたしは「生徒指導部」に呼ばれたことがありません。(部員になったことがない)
それは、日常が「うるさい」「怖い」からかもしれません。
またそれも、わたしの「愛」のかたち。


Key

2012年6月7日木曜日

スポーツディ


明日は、スポーツディです。
中学は午前、高校は午後にクラス対抗の競技会を行います。
「本気になる」という体験が少ない本校の生徒にとって、
自分を奮い立たせ、自分がクラスに貢献し、その成果を味わう良い機会になると思っています。

さらに7月には「クラス対抗 合唱コンクール」が開催されます。
早速練習が始まっていますが、「勝つための秘策」を見つけると言うより、
本気で仲間とぶつかり合って欲しいと思っています。

1学期の終わり、各HRで何枚の賞状を集めることができるでしょうか。
一人ひとりが主役です。皆さんの活躍を期待していますよ。

Key

2012年6月6日水曜日

ヒミツ基地


皆さんは、夏の予定を立て始めていますか?この夏は、ロンドンオリンピックを現地で観戦される方もおられるのでしょうか。
一方で、まだ何の予定もない生徒の皆さんは、あっという間に6月が過ぎ、7月は期末テスト、気づいたら2学期が始まってしまうかもしれませんよ。


私は就職してから数年間、夏期海外語学研修(いわゆる短期留学)の 引率をしていたため、日本の蒸し暑さから逃げることが出来ました。
ですが最近はそれらの引率からはずされ、さらに今年は「教員免許更新」のため講習を受けなければなりません。今年こそ受講しなければ、来年以降教員を続けられなくなってしまうのですが、京都や大阪で受けるか、もしくは東京に行くか、悩むところです。
せっかくなら、しっかり最先端の学びに触れたいものです。

ところで、皆さんはオススメの場所やヒミツ基地はありますか?
私は、年に数回「学校視察」や「研修会」で全国各地の学校を訪問させていただくことがあります。そこで、私のオススメスポット・ヒミツ基地をご紹介させていただくと
それは、「東京・四谷(よつや)」です。

理由は なんとなく。

でも、好きなんです。イグナチオ教会(正式名称は、カトリック麹町教会です)が。
毎日数回のミサがあり、なんだか「おかえり」と言われているような気分になるので、
訪問するだけでほっとします。

TDLも東京スカイツリーもいいけれど、こちらも英気を養うためにはいいですよ。
なんせ、お金がかかりません。ついでに日焼けもしません。
私にとっての心のエネチャージ、心のガソリンスタンドです。
この教会は、教会内が明るく、また神様の手のひらにいるような温かさを感じます。
皆さんも一度、訪問してみてくださいね。JR四谷駅を出て、横断歩道を渡るだけです。


それと、あの人の笑顔も私のエネチャージになりますが  それはヒミツです。

Key

2012年6月5日火曜日

あなたはプラス脳ですか?(脳科学とみらい科)


幸せだから笑うのではない
         “笑うから幸せなのだ』

以前、NHK「100de名著」というテレビ講座がありました。
実際の放映時間にテレビを見たわけではないのですが、その中の一説です。

なるほどなぁとすぐに理解できますか?

私たちの脳はインプットしたように「認知」し、「行動」すると言われています。
脳はインプットしたことが自分の望んでいることだと認識するそうです。つまり、私たちが未来に本当に起こってほしいことを脳に認知させることが、実現に近づく行動に直接関係すると言うことです。

「跳び箱が跳べないだろう」
と思うと本当に体はそのように反応してしまい、実際に跳べない。
そうではなくて、「私は、この跳び箱が跳べる」と脳にインプットすることで実際に跳べるように体は動くと言うことになります。

このようなことから、みらい科では
皆さん生徒に「マイナスのアプローチ」をしてはならない、と先生たちをトレーニングしています。
「こんなことも出来ないのか」「こんなに時間をかけて」など、生徒にマイナス脳を植え付けることは極力避けるようにしています。
小さなことのようですが、人間は言い方を変えればいくらでも前向きに取り組めるようになるのです。

またまた登場のイエスも「プラス脳」の持ち主です。
なぜなら、「求めなさい。そうすれば、与えられるでしょう」と言っておられますから。

まずは、前向きなイメージトレーニングが実現への第一歩ですね。
勉強や部活、友人関係にも有効ですよ。

幸せだから笑うのではない
         “笑うから幸せなのだ』

笑顔でいることで、「幸せ」が集まってきますよ。

Key

2012年6月4日月曜日

祈りは「心の呼吸」です


1の宗教では「お祈りしたことがありますか」とアンケートをとると、多くの生徒が反応してくれます。
では、何に対して?その願いを叶えてくれる人・ものとは?
これは、難しい問いですよね。


授業の後半は、キリスト教カトリック的アプローチを行います。
大人の皆さんには「浅すぎる」内容かもしれませんが、私は大人になっても、ずっとおぼえている「祈り」の土台となる考えです。ここで少し紹介させて頂きます。


祈りは「心の呼吸」と聖アウグスチヌスは言いました。
私たちは日頃、肺呼吸をしていますが、「呼吸」の始まりは空気を「吸うこと」でしょうか、「吐くこと」でしょうか。

答えは「吐くこと」ですね。
肺に、汚い(二酸化炭素を多く含む)空気があるにもかかわらず、空気を吸い続けることが出来ません。
つまり、呼吸の「きっかけ」は「吐くこと」です。

同様に、心がいっぱいなのに新しい空気(アドバイス)を吸うことは出来ません。

つまり、聖アウグスチヌスはモヤモヤしていること・心が痛んでいること・嬉しくて一人で抱え込めないことを吐き出すことが「祈り」だと言っているのだと思います。
幸運にも、お母さんや友人に聞いてもらえるかもしれません。
お母さんや友人が、あなたの心の痛みを受け止めてくれるかもしれません。

一方で、聞いてもらえる人がいない人がいるかもしれません。恥ずかしくて言えないかもしれませんね。そこで私がオススメする場所。
それは「押し入れ」と「お手洗い」です。
大声を出しても、押し入れのお布団があなたの思いを受け止めてくれます。
泣きそうなときは、押し入れのお布団に涙を拭いてもらえばいいのです。
あなたのモヤモヤや苦しい思いは、お手洗いの水が流してくれるかもしれません。

精神衛生的にも、「思いをはき出す」ことはとても大切です。
それは、言葉で表現できなくても問題ありません。
音楽や美術で表現する、体を動かすことも良いですね。
心の呼吸を止めてしまうと、心はすぐパンクしてしまいます。
心のパンクさせない方法を知るために、授業の「美術」「音楽」「体育」があるのですよ。

そうすれば、心の中は整理され、
どこからか明日の自分へのアドバイスが聞こえてくるのではないでしょうか。
祈りは、歩きながらでも出来ます。
だって、「心の呼吸」だもん。神様との出会いは、「今この時」です。

Key

2012年6月2日土曜日

学校選びのポイント


私は宗教科の教員でもあり、みらい科の他に中学生の宗教と高校3年生のカトリック倫理を担当しています。
中学1年生には、「お祈りをしたことがありますか」と言う問いかけから始める1時間があります。

まず、生徒たちに祈りの体験をアンケートをとりながら、日々の家庭生活を振り返らせます。
この幼児・児童期の「祈りの体験」は、およそお家の「しつけ」でもあります。

「登校する前、お仏壇に手を合わせるように言われています」
「家族が病気になったときにお祈りをします」
「亡くなってしまった人に対して、お空の星になったのよと言われたことがあります」
などなど、祈りの体験は様々です。

靴を並べ、パジャマをたたむ、あった人にはあいさつをするなど、
人やものを大切にする姿、祈る姿は、どこのご家庭でも教えられているのではないでしょうか。
ご両親やその他関わっている人々が、これら様々な方法で、
お嬢様にそれぞれの価値観を伝達しています。
この価値観が、その子の「それから」に影響しているのは言うまでもありません。


保護者の皆様、
お嬢様は、どんな人に育ってほしいという未来の「姿」がありますか?
お嬢様を守るためのお家のルールはありますか?

本校は、そのどちらも「あります」
そう、大切に子供たちを育てたいから。
このノートルダムで
流されない「なにか」を感じてください。感じに来てください。
学校選びは、ご家庭の「子育て方針」と価値観のすりあわせが重要です。
色んな学校を見て、最終的にはお嬢様が決断されるのがよいのではないでしょうか。
ぜひ、ノートルダム・オープンスクールにご来場下さい。
皆様のお越しを、在校生徒と共にお待ちしております!


オープンスクールのご案内
630(土)午前9:30から
主に中学3年生、小学6年生とその保護者様対象の内容で実施しますが、
他学年でもご参加いただけます。
なお、事前に予約が必要です。下記からお申し込み下さい。

オープンスクールのお申し込みはこちら

Key

2012年6月1日金曜日

以心伝心なんてない!

私の個人的な感覚ですが
「以心伝心はない!」と思っています。そう気づいたのは、男女の感情や考え方のちがいを我が身で学習した○年前からでしょうか。


それはさておき、
2みらい科では、「感情と感情のコントロール」を学びあっています。
では、第1回の授業から、少しご紹介します。皆さんも、何人かで例題をやってみてください。

<例題>次の言葉を、感情の強いものから順に並び変えてみましょう。
「心配した ・ 不安な ・ 確信が持てない ・ 困惑した ・ そわそわした
落ち着かない ・ ためらって ・ 懸念した ・ 心配でたまらない」


どうですか?
これ例題には、もちろん「正しい答え」はありません。
それぞれの理由を聞いてみると、他の人と自分とは異なる「感情」の基準を持っていることが分かります。誰かと一緒などと言う「結果」が大切なのではなく、この話し合う「過程」が大切なのです。
まず第1回では、自分の感情と他者の感情との「違い」を感じてほしいと考えています。


あなたは相手の言いたいことが、何でも分かりますか?
あの人は何も言わなくても、私のことを分かってくれますか?
やはり、厳密には「以心伝心」はあり得ません。
方法はともかく、「伝えなければ」伝わらないですよね。
相手も自分も傷つけず、しっかり自分の意見を伝えるにはどうすればいいのでしょうか


大人にとっても難しい課題ですが、
みらい科の中で繰り返し練習し、スムーズなコミュニケーションがとれるようにサポートします!


この学習単元は、
『ライオンズ・クエスト「思春期ライフスキル教育」プログラム
単元3 心の成長と感情のコントロール』から抜粋して行います。
なお、ライオンズ・クエスト研修会には保護者様の参加も可能です。

Key