2012年11月9日金曜日

中1 みらい科「伝えることの難しさ」


 文化祭、体育祭、創立記念日など様々な学校行事が終わり、中学1年もはや半分が過ぎようとしています。中1のみらい科も半分が終わり、後半に入りました。

<2学期前半のプログラム>
第1回    「どちらが好きですか?」
第2回    「理由の中身」
第3回    「○○が欲しい!」
第4・5回  「事実と意見」
第6~8回  「インタビュースキル」
番外編    第2回「みらい科」的保護者会

 中1みらい科では、2学期前半につくば言語技術研究所のテキスト「言葉のワークブック3」を使い、コミュニケーション力を高めるための言葉の使い方を学びました。第1回の「どちらが好きですか?」では、「○○と××のどっちが好きですか?」という単純な問いを例に、適切な返答の仕方を生徒と一緒に考えました。
適切に答えるポイントは、「聞かれたことにだけ答える。」、「選んだ理由を述べる。」の二つだけです。しかし、いざ日常生活での自分の返答を思い起こしてみると、この二つのポイントが守れていないことか。「でもね、・・・。」「それから・・・。」と聞かれてもいないことを付け足してしまったり、「やっぱり、○○が一番!」などと理由も述べずに断定してしまったり。言語力、コミュニケーション能力は周りの環境から影響を受けて育っていきます。まずは教師である自分の使う言葉、生徒たちへの応対の仕方などから気をつけなければならないと、改めて気づかされました。
さて皆さん、次の質問にどのように答えますか?

「あなたは、関ジャニ●のヨコとリョウ君のどちらが好きですか?」
(ある日の生徒からの質問…う~ん、難しい。)

2012年10月26日金曜日

自分の価値を下げるのは誰だ


「自分の価値を下げるのは…       自分だけ」です。
この「自分の価値を下げるのは自分だけ」と言う言葉は、聖書の中にありますが、
いろいろなときに考えさせられる言葉です。

宿題をしない自分、
公共の場所でいろんな「もの」を見て見ぬふりをする(見捨てる)自分、
自分のことは棚に上げ、他人を否定する自分、
悪いと知りながら、改めない自分、
悪いと知らないまま、悪に手を染める自分

「無知は罪だねぇ」
ある後輩が言いました。

「あなたの(人間性の)価値を下げるのは、自分だけ」
この言葉をあなたはどのように感じますか。
Key

2012年10月24日水曜日

座禅に行こう(中3みらい科 特別体験講座) 

10月25日(木)は座禅の体験のため、花園・妙心寺に出かけます。
4年間続いている座禅体験ですが、
講師の松山大耕先生は、毎年心に残るお話をしてくださいます。
30代の松山先生は、洛星高校出身で東大卒。
しかし、その「東大卒」の肩書はお寺に入門する前の3日間だけだったとおっしゃられています。
今では、ローマ教皇との晩餐に出かけられたり、有名ブランドとコラボレーションされたり、アナウンサーの奥様についてのろけられたりと、活動は仏教家として多岐にわたります。
「女子校生に言っておきたことがある!」と、年頃の彼女たちのために厳しい、
そして温かい言葉をかけてくださいます。
この座禅体験は、生徒にとってもかなりハードなお出かけプランですが、
いつも楽しんでくれます。
出会いは、人を豊かにしてくれる、と実感する講座です。
宗教が違っても、心を豊かにしてくれる、
何か共通した道を示してくれる貴重な体験だと思います。
宗教体験は、その人自身のものです。
私の神をあなたに押し付けることはありません。
私の感動体験を伝え、あなたが出会う神を心待ちにしてほしいのです。
座禅は、その出会いのために「心を無」にすることだと教えてくださいます。
雑念にいかに自分を縛り付けているか、その雑念を無理に断ち切るのではなく、
流れに身を任せる。これが難しいです。
あなたの心のコップは、今あふれていませんか。
もうそれ以上は入らない、そんなときこそ心の整理が必要なのです。
Key

2012年10月22日月曜日

ダダ漏れです 


夏休み中に、ICT研修会がありました。
学校現場もさまざまな最新機器を使用し、デジタル化を推進しています。
私たち大人は、「テレビネイティブ世代」。
私たちが生まれたことには、ほとんどすべての家庭にテレビはあったのではないでしょうか。
そして、時代は移り変わり…
いまや「モバイルネイティブ世代」なのだそうで、今の子供たちは生まれたときから既にひとり一台携帯電話が与えられている時代。
このネイティブたちは、既にさまざまな機器に免疫があり、
最新機器もすらすら使いこなせてしまいます。
が、情報の危機管理については、どれくらい知識があるのだろうと思います。
「絆」「つながり」が常套句で使われる昨今、
さまざまなLINEでつながることが必須であるかのように思われています。
なのですが、
あなたの情報はダダ漏れではありませんか。

あなたの携帯電話で、あなたの情報とともに、友達や知り合いの情報も流していませんか。
もしあなたが携帯電話を紛失した時に、その情報は守られますか?

個人的な情報を情報網に載せることで所属団体に悪影響を与える場合があり、
私たち教職員もさまざまな段階で個人の情報流出を防ぐ、自己規制をかけなければなりません。
個人に任されているところも多く、まだまだ不十分ですが、あなたの持っている情報が他人の過去を無責任に流出させているかもしれません。

「友達もしているから」ではなく、一度自分の姿勢を問い直して見ましょう。
それは、家族で話し合うこと、家族に属しているあなたは家族のルールを大事にするべきです。
スマートフォンが進化すると、自分以外の人間は要らなくなるのかもしれないと、
少し危機感を感じます。
皆さんは、いかがですか?
Key

2012年10月19日金曜日

佐野洋子という生き方


「100毎回生きたねこ」の著者・佐野洋子さん。
作家・谷川俊太郎さんの奥様だった時期もあり、
『68歳で乳がんの告知を受けたその日に契機づけに緑色のジャガー(車)を買い、
死ぬが死ぬときまで、自分らしさにこだわって生きた女性です。


生きているかぎり続いていく毎日を、美しいものは美しいと、あがきながら、いとおしみながら、生きた。こんなふうに余計な虚飾をひとつひとつ手放すように生きられたら、そして死ねたら、どんなにいいか。

(遺作 「死ぬ気まんまん」を)読むたびに「あなたさ、格好つけてどうすんの! 生きるって、どうあがいたって、かっこ悪いもんよ。だから面白いんじゃない」と発破をかけられた気がした。』

書評の一節だけれど、佐野洋子を感じている。
これほどまでに、強烈なエネルギーで生きている人を見ると圧倒されるが、
とりあえず、こんな人もいるのだと、いや「いたのだ」ととてもうれしくなった。

長く生きることは、
その分、たくさんの人を見送ることになるのだとも思う。
そして、自分の「そのとき」には、私はどれほど成長しているのだろうか。 
Key

2012年10月17日水曜日

「100万回生きたねこ」2


私は、「999999回」を生きる猫がすき。
どんなに周りの人にかわいがられても、その人たちのことを好きになれないねこ。
「死ぬのなんか平気」だった猫。
このときの猫が好き。なんというか、「生き難さ」を感じているところがとてもいい。


ところで、
皆さんは、嫌いな、あるいは苦手な人がいますか。
「生理的に合わないんだよねぇ」
苦手な人を表現するときに、こういうことがありませんか。
「遺伝子上」相性が悪いと言うこともあるようですが、
実はそれ以上に、自分の嫌いな面を相手に見ているから相手を好きになれないのだ、と聞いたことがあります。
自分が望んでいるとおりにならない状態に不満を抱いていると同時に、
望まない自分の姿を見ているようで相手に苛立ちを覚えるのです。
うん、あるある。

相手を好きになれず、この世の中に取り立てて興味がないのは、
自分が好きではないからでしょ?
この猫の気持ちと行動は、手に取るようによくわかります。

ところがあるとき、猫は誰の猫でもない「のら猫」になります。
そんなある日、のら猫は白い美しい猫と出会います。
100万回死んだことを自慢しても、「そう」としか言ってくれない白い猫に。
でも数日後、「そばにいてもいいかい?」と言えたのら猫のそれからは、
劇的に変化します。
そして、誰よりも白い猫をいとおしみ、誰よりも「自分」を生きました。

私たちは、いつの日か、自分らしい自分を受け入れ、
自分らしい自分のそばに、「だれか」がいてくれることを信じています。
それはまず、自分を受け入れることから始まるのかもしれません。

この絵本は、子供たちと一緒に読んでみて、たくさん学びがありました。

ずっと続くと思う人生には感動がないかもしれません。
「この一瞬は一生に勝る」と思うとき、自分の人生は輝き始めるだと思います。
皆さんもぜひ、味わってみてください。
Key


2012年10月15日月曜日

「100万回生きたねこ」


『100万回生きたねこ』
皆さんは、このタイトルの絵本を読んだことがありますか。
2学期に入り、私は中3の授業でこの絵本を読みました。
幼児の絵本を中高生に読み聞かせるのか、と思われるかもしれませんが、
「大人も考えさせられる絵本」として最近はよく取り上げられている「教材」です。
ねこの生涯を通して、私たちの人生の過ごし方と終え方を考えてほしいと思ったのです。

「中3になったみんなは、どんなことを感じる?」
感想をいろいろいってくれました。
最近、中3生が授業でとても活発に話してくれます。
「○○さん、どうかな?」なんていわなくても、
自然と意見が出しあえる素敵な空間がとてもうれしいです。


この絵本の読み方について、情報を集めていたら、
来年早々にミュージカルがあることがわかりました。
ラッキー!いってみよう!
しかも、今とても人気がある満島ひかりさん、森山未来さん主演です。
さらに、私の誕生月に公演があるので、これは行かねば!
この絵本が、私を呼んでいる!?
演出家はどこに主眼ポイントを置くのか、ミュージカルでなにを歌うのか、期待したいところです。
Key

2012年10月12日金曜日

創立記念日


本校は、60歳の誕生日を迎えることができました。
今年は、300人の大合唱をするのだとか。
高1・高2・OGの方々などで総勢300人が、
10月12日、琵琶湖ホールのステージに上がります。

小さな学校ですが、
小さな学校らしく、
勝ち続ける強さではなく、しなやかにどんな困難にも前向きに向き合える
芯のある女性たちの学び舎であり続けたいと思っています。

今後も、皆様の温かいご支援とご理解をお願いいたします。
Key

2012年10月10日水曜日

祭りは終わった…  


祭り(文化祭・体育祭)は終わりました。
すべてを自分たちで準備する楽しさと大変さを十分に味わえたでしょうか。

ところで、皆さんにとって、次のイベントは、「中間テスト」ですね。
がんばろうね。
しっかり復習しよう。復習問題ばかりなのだから、毎日少しずつ問題集をやり直そう。
あなたの「ちゃんと」は、きっと結果に結びつく。
自分を信じなくちゃ、誰があなたを信じるだろう。

保護者の皆様、
まだまだ誘惑に弱い子供たち。
時間の管理をお願いします。
携帯・スマートフォンの使い方や使用時間は、
おうちでしっかりルール作りをなさってください。(話し合ってください)

関わることで、生徒は変わります。
私たちも、生徒との関わる方法を模索しています。
ただ今いえるのは、生徒にあきらめの言葉をかけないことです。
生徒が勉強している間、ただ視野に入る範囲内でそばにいてくださるだけで大丈夫です。
「勉強をしないんです…」いえ、「勉強はするものなのです」
良い習慣作りに、ご協力をお願いします。
Key

2012年10月8日月曜日

死ぬまでにしたい10のこと


突然、帰りの電車の中で、「死ぬ前にしたい10のこと」と言う話題になり、
後輩は「世界遺産めぐり」を即答した。
う~ん、わたしはどうだろう…。

どこか行きたいか?      旅行…   じゃない。
何か食べたいか?       食べ物…  でもない。
誰かに会いたいか?
何かしたいか?

特にないなぁ。
家の片づけかな。「そのとき」には最小限のものだけを残す。
生きた証を消すことかな?
猫が死ぬ前に突然姿を消すように、私もそんな死に方がいいのかなと思う。
過ぎ去った日は取り戻せない。静かに過ぎ去った日を思い起こそう。

その前に、両親を看取るという大切な仕事が待っているけれど。
Key

2012年10月5日金曜日

明日は体育祭   


本校は、京都東山に学び舎があります。
系列校のノートルダム学院小学校と 京都ノートルダム女子大学は、
京都北山にキャンパスがあります。
タクシーに乗った際に、「鹿ケ谷(ししがたに)のノートルダムへ」と言わないと、
北山に行ってしまいますので、ご注意ください。

本校の体育祭は、この女子大のグランドを借りて行っています。
ほのぼの小さな学校の、ほのぼの小さな運動会です。

ほのぼの小さな学校ですが、
そろそろ西京極陸上競技場で大々的に体育祭をしたいなぁと個人的には思っています。
本物のトラックは、楽しいぞ。
人生の中で、本物と出会うことは大切です。

死ぬまでにしておいてもいいこと。
「一度は世界のアスリートが走った場所に自分も立つ。」
Key

2012年10月3日水曜日

中3みらいが始まるよ



文化祭など大きな行事が終わり、少し落ち着いてから、中3みらい科は始まります。
中3は10月から特別講座を組み入れ、スペシャル時間割で2学期を過ごします。
座禅体験や職業人講演会などさまざまなイベントとともに、
自分の「みらい」を考える時間にしてほしいと思っています。

人生は、自分の選択で成り立っています。
あなたはそれでいいのですか?それがいいのですか?
Key

2012年10月1日月曜日

スタディルームを始めます 


2学期は、文化祭終了後の
9月27日より開始しています。
すでに中間テスト2週間前になっています。
自学習のスケジュールを立てていきましょう。

ダイエットと同じように、
具体的な数字を宣言することで、意欲が高まります。
また、周りの協力も得られやすくなります。

今までと同じようにテスト当日を迎えるのではなく、
自分の工夫をしてみましょう。
Key

2012年9月28日金曜日

中勝弘先生



私たちが毎日あっている先生方の中で、個人の専門分野で活動をしている先生がいると、私たちもうれしくなりますね。
今日は、音楽科の中(なか)勝弘先生をご紹介します。
フルートを専門とされていますが、今回自主公演を企画されました。
この演奏会ポスターを製作するときに、私たちにアドバイスを求めて来られ、一緒に楽しくポスターを選びました。

ポスターって怖いですね。とってもきれいな仕上がりで…。「顔、ちゃう(違う)やん!」
(あっ、怒られる?大丈夫、私のほうが少しだけ先輩だから…!!)

11月2日(金)の演奏会に向けて、皆が帰ったあと、夜遅くまで練習されています。
念願の自主公演!通常の授業と中3「みらい科」とでくたびれている時もあるけれど、
素敵な音楽会になると思います。がんばってくださいね。





先生は、オーケストラクラブを指導されていて、
このHP上で「オーケストラクラブ日記」も更新されています。
ぜひ、ご覧ください。
Key

2012年9月27日木曜日

植村直己さんのメッセージ


今日は、世界的冒険家・植村直己さんのメッセージをご紹介します。
私はとても元気付けられました。経験者の言葉はとても重いですよね。

「君たちに僕の考えを話そう
僕らが子供の頃
目に移る世界は新鮮で、すべてが新しかった
やりたいことは何でもできた
ところが年をとってくると疲れてくる
人々はあきらめ、みんな落ち着いてしまう
世界の美しさを見ようとしなくなってしまう
大部分の人は、夢を失っていくんだよ
でも、僕はいつまでも子供の心を失わずに
この世を生きようと思う
不思議なもの、すべての美しいものを
見るためにも…
いいかい、
君たちはやろうと思えば何でもできる
僕と別れた後も、そのことを思い出してほしい
やろうと思えば何でもできるんだ」
1983年「ミネソタ・アウトワード・バンド・スクール」にて
植村直己42歳

また、『植村直己冒険館』の内にクライミングウォール(壁)がありました。
私も、ロッククライミングを体験してきました。
ロッククライミングを体験して思ったのは、これに必要なのは腕力ではなく、
どの岩をつかむかと先を見る力と「自分の身軽さ」なのだと感じました。
この体験は、ロッククライミングも自分の人生も、
私が進むべき道は、私のフットワーク次第であり、スムーズに行くときも、失敗し修正する必要があるときも、すべて自分の選択にかかっているということを再度気づかせてくれました。

世界のアスリートを見ると、どの人も「両親の理解と励まし」が勇気になったといいます。
子供たちは勇者になるために、「やってみろ!」という言葉を、
ほしがっているのではないでしょうか。
いいえ、大人の私たちも同様に。

「さぁ、やってみなさい。」
聖書にも、イエスのたとえ話で父親(神様)に遺産(才能・タレント)をもらっておきながら、
土に埋める(貯金する)人はしかられています。
むしろ、果敢にチャレンジする人、失敗したら「失敗しちゃったんです」といえる人の方が褒められています。



植村直己さんの記念館は、兵庫県と東京都にあります。
皆さんも、その功績と勇気に触れてみてください。
ほら、勇気をだそうよ… わたし。

Key

2012年9月25日火曜日

冒険家 植村直己さん



私は、この夏「兵庫県・豊岡市 植村直己冒険館」を訪ねました。
植村直己さんは、日本を代表する世界的冒険家です。
1941に兵庫県豊岡市日高町に生まれ、高校卒業まで自然豊かなこの町で育ちました。
冒険館は、『故郷を愛し、冒険に使った装備品や世界各地で集めた品々を故郷に残してくれました。…(中略)世界の人々の愛され、賞賛されている植村直己の「知恵と技術」に加えて、彼の「人と心」を後世に伝えていくための拠点』として建築された素敵な場所でした。

たまたま学芸員の方が、私たちのグループについてくださり、
じっくり解説をしてくださいました。
植村さんはとても愛らしいお顔をされているのですが、
その裏に「高さへの挑戦」に対する強いこだわりがあり、
自分の可能性への挑戦を求め続けておられ、そのギャップに驚かされました。

1984年マッキンリーに単独登頂した後、テントなどを残したまま消息をたたれました。
きっと、カメラを持ってその景色を撮っておられたのでしょう。
零下の中でもシャッターが切れる特殊カメラと植村さんだけがいまだ見つかっていません。

現在、『この精神を継承し、不屈の精神によって未知の世界を切り開き、人々に夢と希望、そして勇気を与えてくれた創造的な行動(業績)を表彰』されているそうです。「植村直己冒険賞」、皆さんも自分なりの冒険(創造)をしてみませんか。

評価がたとえこの世を去った後になっても、そこには必ず意味があるはずです。
この「続ける力」「夢を持ち続けること」が若さの秘訣かもしれません。
体は若くても「心が老人」になっていては、もったいないですよね。
皆さんは、「きらきらした目」ですか?死んだ魚のようなにごった目をしていますか?
私は、きらきらした目が好きだな。


引用;植村直己冒険館(豊岡市)リーフレット
Key

2012年9月24日月曜日

NOMURA


取り立てて企業の宣伝をするつもりはありませんが、
毎朝、通勤途中にみる野村証券のポスターのひとこと。

「誰かに声援を送りながら
 皆自分を励ましている

 投資はエールだ!」


ロンドンオリンピックを熱狂的に応援した人は
「日本、がんばれ!」といいながら、
「自分も
夢をあきらめないアスリートのように 
がんばれ!」
と実は自分を応援しているのでしょう。

それでいいんじゃないですか?
元気になろうよ、日本!
今日も元気にすごそうよ、わたし。

今日で文化祭も終わり。
また次の目標を立てよう。
Key

2012年9月21日金曜日

文化祭1日目




明日は、文化祭1日目。学年演劇の発表会です。
各学年50分程度の演劇を脚本から製作し、演出・出演します。
学年カラーもあり、小劇場系の新作芝居から、商業演劇のコピーまで、若さを感じる舞台が展開します。
私が顧問をいていた頃は「ハイスクールミュージカル」全盛期で、生徒たちは歌って踊って、笑わせて…、DVDを売り出してもいいかも?なんて声が出たほど、素晴らしい仕上がりでした。また、1年前から太刀の練習をし、時代劇に挑戦した学年もありました。どれも、「やりがい」が達成感になり、生徒の顔が輝いていたのを思い出します。

演劇は、「化ける」面白さがあります。
「えっ、あの子が!」
日ごろ、授業での発言は耳を澄まさなければ聞こえないほどなのに…。
この間の取り方は、センスがあるなぁ…。その発見が楽しいですし、うれしいです。

残念ながら現在は、「演劇」の出演者ご家族にのみに観覧チケットを配布しています。
ご家族の皆さま、生徒が帰宅したら、
「夏休み、よく頑張って練習したね!」そう言ってハグしてあげてください。
生徒の頑張りは、実は大人の励ましの結果でもあります。
保護者の皆様、いつもありがとうございます。

2012年9月19日水曜日

大人も文化祭



この週末は「文化祭」です。
本校は小規模校なりに、毎年ほのぼのと温かい雰囲気の文化祭になります。
最近は、生徒たちの自主公演、特にダンスチームが増え、講堂や体育館イベントも活気があります。展示物や模擬店はもちろん、ぜひ、講堂や体育館、テレジアホールや音楽室でのイベントにも、時間を合わせてお越しください。

ところで、本校創立以来、父母の会の方々が「バザー」を運営してくださっています。
家庭で余っている日用品(とても良いものです)を、とてもお安く手に入れることができます。
バザーはご近所の皆様にも人気で、開店前は行列ができるほどです。
当初、アメリカ人の(バザー)寄付によってできた本校も、今では独り立ちし、またネパールなどの姉妹校支援も行えるようになりました。バザーの売り上げは、毎年父母の会よりご寄付いただいており、いまでも本校運営の大きな支えになっています。

今年も、体育館下(大会議室)でバザーを開催します。
また「ノートルダム人形(本校の制服を着たかわいい手作り人形)」も毎年、大人気です。売り切れる前に、一度出会って戴きたい逸品です。

このバザー会場から、テレジアホール(オーケストラクラブの演奏会)までは、およそ7階の昇降に相当する階段があります。上層階からは、京都タワーを含め、京都市街が一望できます。ぜひ、23日は本校探索にお越しください。

「文化祭」は生徒たちの一生のうち、大切な思い出にしてほしいイベントです。
子供たちの成功と成長のため、大人たちも活躍する文化祭です。
皆さま、今年もよろしくお願いいたします。お天気でありますように。

2012年9月17日月曜日

リーダーの素質


誰もがリーダーになる素質を持っている。
今日のグループで「わたし」はリーダーにならずとも、
明日の朝にはリーダーにならざるを得ないかもしれない。

しかし、良いグループとはこんなメンバーがそろっていることを言う。
①リーダー      ;目標に向かって、グループをリードする。
②コーディネーター  ;メンバーの意見を聞いてほめたり指示したりしてまとめる。
③アイデア・メーカー ;目標に向かって、前向きな意見を出す。
④ムード・メーカー  ;グループの雰囲気を盛り上げる。
⑤チェッカー     ;誰がどんな意見を言ったかを冷静にチェックする。
⑥サポーター     ;時間を計ったり記録をしたり、補助的な事をする。

私はどうだろう。
一人で何役もやって、自己満足に浸っているかもしれない。
一方で、わたしが役目を果たさないことで、話が行き場を失っていることがあるかもしれない。

そういえば、聖書も言っていた。(Ⅰコリント11章12節から)
「体は一つの部分ではなく、多くの部分から成り立っています。足が『私は手ではないから、からだの一部ではない』と言ったところで、からだの一部ではなくなるでしょうか。
耳は…  (省略) 、もし体全体が目だったら、どこで聞きますか。もし体全体が耳だったら、どこでにおいをかぎますか。… (省略) 、それどころか、からだの中で他よりも弱い部分がかえって重要なのです。…(省略)神は、見劣りをする部分を一層引きたせて、からだを組み立てられました。それで、からだに分裂がおこらず、各部分が互いに配慮し合っています。」

そうなんだよね。みんなの「良さ」を引き出しあえる関係が一番だ。
みんな揃って、「ノートルダム」(仲間)だね。


Key

2012年9月14日金曜日

もし、わかってさえいたら(続き)

前回の詩の続きです。

「若者にもそうでない者にも、明日という日は約束されているわけではない
だから今日こそ、
あなたが愛する人をしっかり抱きしめることができる最後の機会かもしれないのだ
だから、もしあなたが明日でいいやと思っているようなら、
今日のうちに実行してみたらどうだろう
もしかしたら明日はこないかもしれないし、
そうなったらきっとその日、あなたは後悔することのなるだろうから
笑顔を見せること、しっかり抱きしめるためのほんのわずかな時間、
相手があなたに求めている唯一の、最後の願いだったかもしれないそれらのことを、
今はそんなことをしている暇はないと、無視してしまったら
きっと後悔することになるだろう
だから今日、愛する人をしっかり抱きしめよう
そして耳元でささやこう、愛していることを、いつも大切な人だということを
「ごめんなさい」「許してね」「ありがとう」と時間をとって伝えよう
そうしておけば、もし明日が来ないとしても、今日この日に後悔することがないだろうから
その日、その日を丁寧に生きること、
その日、その日にその人の存在を喜びいとおしむこと、
これこそすばらしい生き方です」

ノーマ コーネット マレット作

子供が憎たらしいと思うのは、保護者(わたし)の意のままに動かないから?
そんなときは、子供がなぜそんなことをいうのか、なぜそんなことをするのか聞いてみなくては。
「発展途上」の子供のコミュニケーションには、さまざまなメッセージが隠れている。
「関わり」は愛のしるし。
面倒くさがらないで、愛を伝えておきたいものです。

Key

2012年9月12日水曜日

もし、わかってさえいたら




あなたのそばにいる子供や人々に対して、こんな心遣いをお忘れなく…

とあるカトリック学校校長だった神父様(現在は上智大学教授)が、
校門前で起きた交通事故で、生徒を失った体験を分かち合ってくださいました。
それは、日々の教育現場で起こりうる生徒や保護者の命の叫びに対応する真剣なまなざしでした。
ここでは、神父様がレジュメ(教材プリント)に入れておられたひとつの詩を2日に分けてご紹介します。


「もし、ぐっすり眠っているあなたを見ることができるのが、これが最後だとわかっていたら、
私はもっとしっかり毛布に包んであげ、神様にあなたの祝福を祈っただろう
もし、外出するあなたを見るのが最後だとわかっていたら、
私はあなたをしっかり抱きしめ、キスをし、出かけるあなたをもう一度呼び止め、
もう一度しっかり抱きしめたことだろう
もし、あなたの嬉しそうなほめ言葉を聴くのが最後だとわかっていたら、
私はそれを毎日繰り返してみることができるように、
あなたは言葉とその行動のすべてをビデオに撮影したことだろう
将来の道を考えるための明日はきっとあるし、きっと来ると考えているし、
すべてをやり直すための明日はきっと来るはずだと、私たちは考えている
「愛しているよ」といえる別の日がいつか必ずあるのだろう
また、「何か手伝いましょうか」といえる機会がまたきっとあるのだろうと思う
しかし、万が一それが間違いだったら、
私があなたをどれほど愛しているかを伝えることができるのは、今日しかないのだ
そのことを決して忘れないようにしたい」


Key

2012年9月10日月曜日

あついよ


こんなに毎日暑いのに、
猫って、なんでそばに寄ってくるのでしょうか。

私にも体温があるので、私のそばに来ても涼しくないのに…。
お互い、汗をかきながらお昼寝をしているわけで…

でも、「そばにいたいんだよ」
と、きっといってくれているわけで…。


実家で飼っていた「ポンちゃん」との夏の思い出。
毎日、そばにいてくれた「あつい」思い出。

そんなことを、ちょうどお盆の頃に思い出していました…。
(ポンちゃんは仏教徒だったのかな?
ちょうどお盆のときに、我が家に帰ってきていたのかも知れませんね?)
猫なのに、人間のように、人間以上に甘え上手な猫でした。
ある意味、この歳になると見習いたいです…。

Key

2012年9月7日金曜日

通学時間、5分!



私は、教員免許講習の話を続けて書いていますが、
今日は通学について。

毎日、9時からの授業だったのですが、自宅を出るのは八時半ごろ。
幼稚園児の頃から電車通学であった私にとって、
徒歩通学はまるで夢のようです。

しかもその時間「5分」。
楽しすぎます。
スペインやイタリアでは昼休みに自宅で昼食を取る場合もあるようですが、
私も、講習期間中、休み時間に自宅に戻り、昼食をとりました。

とりあえず、自分がしていることが、
面白くて仕方がない。授業も充実しているから、楽しくて楽しくて…。


ところで、少し「通学」について、まじめな話をします。
本校でも近距離の生徒は自転車通学をしています。
しかし、中学1年生にはその許可が出ません。
なぜだと思いますか?
この理由は、この日本社会とつながっています。
突然ですが、皆さんは何年生に、自転車事故が多いと思いますか?


答えは、小学4年生と中1生なのだそうです。
なんとなく理由はわかりますよね。
小4くらいになると、行動範囲が広がってくる。
中学生になると、校区の変更があり、さらに行動範囲が広がる。加えて、自転車や運転の「慣れ」が事故を引き起こす。

そういってくれれば、中1の自転車通学の許可が下りない理由も納得できるのに…。
まずは、一社会人として環境への適応性、交通ルールの理解などを身につける必要がありますね。
この世で便利なものは、時として人を傷つける「武器」になります。
その使い方を十分に理解してから、使用したいものです。
自分が自分を守ることも、私たちの責任です。
責任を担う「社会人」って、実はとても難しいのです。

「生存することは簡単だが、生活することは難しい」
日々、実感する言葉ですね。

2学期も安全に気をつけて、毎日通学してくださいね。

Key

2012年9月4日火曜日

授業が楽しすぎる!



教員免許更新講習の話の続き。
私は、一人で参加申し込みをしましたが、
知り合いがいなくても、
毎日6時間の授業とその後にテストがあっても、
授業の内容が充実していて、毎日とても楽しく、ウキウキしていました。


皆さんも、初めての場所は本当に緊張しますよね。
でも、こんな時に無理をして、友達を見つけなくてはいけないと考える必要はありません。
もちろん「グループ活動」では、ちゃんと助け合って話し合いますよ。
しかし、学びに来たのですから「一人の時間」も大事ですよ。
わたしには、この数日が充実した学びの時間となりました。
これがずっと続いたらいいのに、そう思える幸せな、充実した、満たされた時間でした。
これを活かして、2学期も授業開発をしていきたいと思っています。


授業ってこんなに感動したっけ?
私が授業をこんなに楽しいと感じたのは、なぜだと思いますか?

これは、習得と活用の連鎖です。
私自身が、これは「役に立つ」「意味がある」と感じる講習だったから、真剣に聞けたのです。
皆さんは、大好きなジャニーズやEXILEのことだったら、
「誰が何を言った」ってメモを取らなくても覚えられますよね。
人は自分にとって意味がある情報だと認識すると、その情報を苦労することなく覚えられてしまうのです。
学校でやっている勉強もこうだったら、楽に覚えられるのにね。
きっと今の勉強が「意味がある」と思うことができれば、
皆さんの原動力は莫大なものになります。

文部科学省でも、この興味と関心が勉強の意欲につながるので、
まずは「生活」の中にある不思議を一緒に考える授業を展開してみようと提案しています。

本校の「みらい科」はまさに、この「生活力」を活かすプログラムです。
今後も、カリキュラムの開発を続けていきます。

これからの社会を担う私たちが、まず「自覚」を持つことが大切ですね!
学びの主役は、皆さんですよ!! 

Key

2012年9月3日月曜日

懐かしい顔



私はこの夏、カトリック大阪梅田教会(実は2階が上智大学サテライト)で教員免許更新講習に参加しました。
講習には、30から50歳代の先生方(公立校・私立校)がいらっしゃるのですが、
40人クラスだったので、一人で参加しあっている者同士、すぐに挨拶をしあう仲になりました。
大阪のカトリック校から9名の先生らが参加されていましたが、
一人で参加している先生方に比べると知り合いがいるからか、
心に余裕があるようで少し気楽に見えました。

実は、私も心強い体験をしました。
なぜなら、

①大学でお世話になった神父様(現在は、大学のサテライトセンター長をされています)
②中学生時代の「宗教」の先生(現在は、大阪教区の神父様になられています)
③最寄りの教会の主任司祭(昨夏、一緒にカトリック世界大会でスペインに行く予定でした…。が、私は仕事の関係でいけませんでした。でも、神父様はちゃんとフルネームを覚えてくれていました!感動です!!)
それと、④シスター(修道女)になった大学時代の友達

と、知り合いが4人もこの教会と大学事務所で働いているからです。
「(日曜日の)ミサに来てるか」と嫌味(いや言われることは正しいのですが)を言われても、
「はははっ…」と笑ってごまかしながら教室に向かう私なのでした。

それは、まるで職員室前で「昨日の補習は(なぜこなかったのか)?」と声をかけられたのを、
笑いながら通り過ぎていくある高校生のようでした…。
わたし、成長してないなぁ…。
でも、すべて懐かしい顔。ありがたい、ありがたい。
やはり、そばにいてくれる実感は私たちを強くしますね。

「ひとりじゃないよ」
神様も、そういっているらしい…。

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2012年9月1日土曜日

文部科学省と「イクメン」




この夏は、前半は「やる気(自主参加)講座」のコーディネートと自身の講座で慌しくすごしました。
新しいことを始めるときには、ものすごいエネルギーが要りますが、
何かが変わるときにはワクワクします。

ところで、夏期休暇中は、私自身の充電も行いました。
8月は、大学の授業に参加しました。
講師の先生方はとてもスマートで、まるでモデルさんのように格好よかったのですが、
どの先生方も「イクメン」(子育て中の男子)で、とても人間的な魅力あふれる方々でした。
それはさておき、

来年度から指導要領に大きな改訂が行われるので、専門の先生からお話を聞けるよいチャンスになりました。
私たちが取り組んでいる「みらい科」(総合学習に類する本校オリジナル教科)と『総合的な学習』の関連性を、
また、文部科学省が必要視する『総合的な学習』の学力について、
指導要領の解説書を書いている先生方から直接伺うことができ、私自身たくさん学ばせていただきました。

いろいろな大人の事情を加味しながらの指導要領の変更が、実は私たち「みらい科」の実施にいたるまでと同様の道のりだったことがわかり、ある意味安心しました。
安心というより、文部科学省の人たちも「ひと」だったのね、という感じです。
世の中に求められているものが「教育」として、子供たちの与えられるわけですから、
「社会」の様子に最も近くから関わっていなくてはなりません。
社会を見る目線が、とても近かったという意味では、
あつかましくも、今回の改訂はとても現実的なものだといえるかもしれません。
あの「イクメン」たちが、これからの社会の担い手作りのために、奔走している結果と言えるのでしょう。

「みらい科」は、即戦力になる「実力(基礎学力)」と「問題解決能力」、「コミュニケーション能力」また、相手に自分のことを伝える「言語技術」を育成していくプログラムです。
今、世の中は、教科カリキュラムを「生活の中で活用」する力を必要としています。
「みらい科が求める学力」は必ず社会で役に立ちます。
世の中には、大人にも解決できない問題がたくさんあります。
しかし、あきらめず、人任せにせず、これからも一緒に学んでいきましょうね。

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2012年8月29日水曜日

癒しの森『但馬高原植物園』



今年の夏は、オリンピックがあり、皆さんはテレビ観戦にかけた時間が多かったかもしれませんね。

私は、限られた休日を「光合成」をするかのように「野外」で過ごしました。
福島の方などは、海水浴など野外の生活を制限されているかもしれませんが、関西はやはりその自覚が少ないように思います。

私は山より海のほうが好きなのですが、
兵庫県はそのどちらもあるので、冬のスポーツと夏の海遊びでよく訪ねます。
今回は、一日5000トン、1年中水温10度の湧き水と樹齢1000年以上の大かつらを『但馬高原植物園』に見に行きました。
それは、言葉で表現できないほどの神秘体験でした。
公園のパンフレットには
「人間の命の源を私たちに問い直してくれる場所でもあります。」
とありましたが、その言葉のように水と空気とそこにある何かが私をきれいにしてくれるようでした。

この『癒しの森』に滞在することで、
荒んでいた自分自身に、潤いを与えられたようで、とても清々しく感じました。

帰宅時間が近づくと、なぜか悲しくなる私。
もっと遊びたい!もっともっと!と子供のようにこの夏を楽しみました。
「いのち」に触れることで、私の「いのち」にもパワーが入ったようです。

次の休みまで、またがんばって働こうかな?


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2012年8月27日月曜日

びっくりしたぁ!



皆さん、この暑さはまだまだ続きそうですが、
どんな熱中症予防をされていますか?
最近、「塩飴」が多く発売されているので、わたしも試してみたのですが、感想は…
「びっくりしたぁ!!!!」です。

幼児が初めてものを食べるときに、びっくりして口から出すあの動きを
いい歳をした私も同じようにやってしまいました。
「これは食べ物ではない!」と、私は塩飴にいのちの危険を感じたわけです。
外で肉体労働や運動をされている方には、この塩分がちょうどよいのでしょうか。
そう考えると、
この夏、わたしは肉体労働者ではなく頭脳労働者だったようです…。

Key

2012年8月25日土曜日

さぁさぁ、2学期が始まるよ!


皆さん、夏休みもあと残り2日。
生徒の皆さんは、少しずつ早起きのリズムを取り戻しましょうね。
8月23日ごろから2学期の更新を始めると言っていたことを、覚えていて下さったでしょうか…。
言い訳はしません。遅くなり、すいません。

今日はまず、夏休み中に実施したの「やる気」(自主参加)講習の報告をします。
中学生120名、高校生140名が夏期講習「やる気(自主参加)」に参加しました。
今夏は、いつもより特に暑く感じる夏でしたが、積極的に講習に参加した人が多いように思いました。
私も、「表現トレーニング」と「語彙・読解力トレーニング」をA類型の高校生対象に行いましたが、
毎日毎日、本当によく取り組んでくれました。
なにより、「継続が力なり」なので、講習後の自学習が大切なのですが…。

2学期は、文化祭(学年演劇・オープンディ・芸術鑑賞)・体育祭・創立記念日(60周年!)・追悼祈りの会と沢山の行事があります。
本校の受験をお考えの皆様、どうぞ本校にお越しください。
まずは、9月23日(日)がオープンディです。入場券をお配りしていますので、事前に入試部にお問い合わせください。

皆さま、2学期も『みらい科日記』にお付き合いください。
保護者の皆様、2学期も生徒たちが元気に登校できるよう、ご協力をお願いいたします。

Key

2012年8月1日水曜日

しばらくお休みします


今日からは8月ですね。
スタッフの研修と休暇のため、この「みらい科日記」はしばらくお休みします。
この夏を無事に過ごせたら、8月23日頃再開いたします。
皆さま、それまでお元気で。

生徒の皆さん、
2学期の初回の授業では、どんな夏を過ごしたのか聞きますよぉ。
たくさん「新しいこと」「熱いこと」を体験してきてくださいね!
10代の夏は、今しかない!

Key

2012年7月30日月曜日

外を見よう!


最近の若い人たち(という呼び方をして改めて自分の年齢を自覚します)を見ていると、余計なお世話ながら、「いつ『外』の世界を見るの?」と心配になります。

もちろん、皆さん、外にはしょっちゅう出かけています。
でも、「外」で何をしているかというと、

 ・駅でも、電車やバスの中でもずーっと携帯を見ている。
 ・歩きながらずっと携帯で「知り合いと」話している。
 ・自転車に乗りながら(歩きながら)、ずっとiPodの音楽を聴いている。

体は外にいますが、心は「内側」を向いているんです。

私には、これらの姿が、どこに行くときも「自分の世界」を持ち運んで、ところかまわず「自分の世界」に入り込んでいるようにしか見えないのです。

    まるで、居心地のよい空間から出るのをいやがっているように。
    まるで、周りとの交渉を拒んでいるかのように・・・。



もっと周りを見ませんか?
白川通りでは街路樹のくちなしに花が咲いて、甘い香りをふりまいています。
へえ~、信号の工事って、こうやってするんだ!
電車の中でさりげなく人間ウォッチング。


もっと周りの音を聞いてみて!
女学院の近くでは、まだウグイスが鳴いています。
夏のホトトギスの声に混じって、春の声。

「外」から来るものたちは、情報と呼ぶにはちっぽけすぎるささいなものですが、受け取るたびにこれまたちっちゃく心が反応します。
これをいくつも繰り返しているうちに、少しずつ心が広がっていくのではないでしょうか。

このような外との交流が、人には必要な気がします。

Chie 

2012年7月27日金曜日

雑談と会議


雑談と会議
けんかと議論


この4つのそれぞれの違いを説明できますか?


社会人として、仕事中にするのは右の2つだ。
「※ブレインストーミング」なんて新語が登場してきたけれど、
子どもたちの方がかなり進んでいるようにも思う。

右の2つには、どちらも目的意識がはっきりとしている。
話し合いで構築されたものをもとに、
事業計画を決定し、評価し合う。
また、改善を促しあうこともできる。

議論していると、「けんかしてるの?」と言われ、
会議していると、「雑談」と間違われる。

でも、一人より二人の方が明るい光を見つけられるかもしれない。



結局みんな、しゃべりたいのか…!


ブレインスト―ミングとは;
あるテーマについて、参加者が自由に意見やアイデアを出し、それらを関連付けたり発展させたりして、結論に導き出す方法。
ブレインストーミングのルール;
①思いついたことを積極的に ②実現不可能だと思われることでも ③他の人の意見を否定せずに ④いいなと思う意見に乗り換えてもいいよ。

Key

2012年7月25日水曜日

なりわい


市川亀治郎さんが猿之助さんという大きなお名前を継がれるとのこと。

本校の卒業生にも、家業を継いでいる方々がおられます。
京舞井上流家元       井上八千代さん
華道家元池坊 次期家元   池坊 由紀さん
まだまだたくさんいらっしゃるのですが、家業を「継ぐ」というのは大変なことなのだろうなぁと思います。

命を受け継ぐこと
芸を受け継ぐこと

私たちの生きる意味がそこにあるのかもしれませんが、
大きな重圧の中でお仕事を担われているのだといつも感心します。

ところで人間は次世代に頭脳を継承できたら、
今この世代は、どれだけの進化をとげていたのだろうと思ったことはありませんか?

でも、現実はそうではありません。

これは、謙虚に生きよという神の教えなのではないでしょうか。
常に一からコツコツと。
さぁ、わたしたちも諦めずにやってみましょうか!

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2012年7月23日月曜日

年の差の友達


私には、70歳代のお友達がいます。
スポーツクラブのお風呂友達です。
一緒に歌舞伎を観劇したり、ご飯を食べたり、歯医者さんを紹介してもらったり。

歯医者のさちこ先生には、
「どう言うご関係ですか?」と聞かれ、2人それぞればらばらに「友達です」と答えたらしいのです。
そのお友達は、いろんな人と出会い、いろいろな経験をしてきたことでしょう。
その方は、いま私を受け入れてくれている。
私は、そのことがとてもうれしいのです。

Key

2012年7月20日金曜日

床はゴミ箱ではない



「床はゴミ箱ではない」
これは、教室で生徒に向かって言う言葉です。
プリントの切り貼りをノートにした後、その切れ端を床に落とす生徒がいます。

公道を歩いていると、たばこを吸った後、道路にたばこの吸い殻を捨てる人がいます。

両方の人に、同じように声をかけてみましょうか。
「落としましたよ」と。
私には、どちらもその周りでお掃除をしてくれる人の姿が見えるのです。

あなたの「背景を見る目」はいかがですか?

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2012年7月18日水曜日

嫌いにさせていませんか


私たちは、自分の指導技術を向上するための研修会に出かけることがあります。
わが子(HR)があるとなかなか留守にはできないのが現状ですが、
昨年と同じことばかりはしていられません。
研修会の内容は、各教科の指導テクニックや教材の紹介など多岐にわたります。

R先生のお土産話。
その日の講師の先生が、いろいろ最先端の技術を紹介した後、
「先生方、なんで教師になったんですか?
あなたの教える教科を、生徒に嫌いにさせていませんか?」
おっと、これは痛いところをつかれた、とその先生は思ったそうです。
教科の楽しさを伝えるために自分はいるはずなのに、
自分のせいで生徒がその教科を嫌いになるなんて。
なんて罪深い事をしてしまったのか…

今日を反省、
明日はきっと好きにさせてみせる!

Key

2012年7月17日火曜日

キリスト教死生観 シスターの死


家族にはいつまでも長生きしていてほしいと思う。
「死」は悲しい。
仏式のお葬式なんかは、本当に悲しすぎて涙が出る。
一方、キリスト教のお葬式はある意味「明るい」。
あるシスター(修道女)の話。
シスターは100歳を過ぎても、なかなかお呼びがかからない。
神様が、「まだ働け」「まだ働きが足らん!」と言っておられるかのように、
祈っても祈っても死ねない。
とうとう祈りが通じたのか、神様の仕事をし終えたのか(使命)、神が呼んで下さった。
つまり、シスターに死が訪れたのである。
その時のお葬式は、「やっと神様はお疲れさまって呼んで下さったのよ。シスター良かったね」と言って赤いバラの花で送ってあげたそうだ。

私たちは、神様からの仕事(使命)をそれぞれ賜ってこの世に生まれ出ている。
病気を持って生まれる人生も、結婚し子どもを育てる人生も、それぞれ神が望まれている。
その仕事を終えた時に、死が訪れるのだ。
私たちは、白髪一本自分で変えられないのだから、きっとそうなのだろう。

そうか、神様が呼んで下さるときまで、
頑張って働こうと思う。

Key

2012年7月14日土曜日

祇園祭


13日に期末テストが終了し、この週末は祇園祭ですね。
17日(火)は山ほこ巡行があります。
登校時・下校時には、十分安全には気をつけましょう。

京都は観光都市です。
伝統と新しいものへの取り組みを繰り返しながら、
新しい歴史が重ねられます。
私たちの世代で途絶えさせることがないよう、大切に、そして心から楽しみましょう。

Key

2012年7月13日金曜日

お土産は消え物で


私たちは、一体この世に何を残せるのだろうか。
最近、家の片づけをするのが職員室(女子)の中の流行り。
だって、「またいつか」と言って別れた仲間と、
本当に会わないかもしれないから。

最近は、「終活」という言葉があるそうだが、
ちゃんと片付けしておかないと家族が困るという意味で、
遺書を書いたり、ものの片づけをする終末の活動。
「婚活」より「終活」の話が先か、と笑ってしまうが、
話している私たちは真剣そのもの。
いろいろ考えた結果、捨てることにした。
どうせ死ぬ時は裸で死ぬのだ。何も持っては行けぬのだ。
「人間は裸で生まれ、裸一つで神のもとに帰るのだ」
そうなると、最小限のもので心豊かに暮らす方がいいような気がする。

宝石も高価なバックも、あまり私には必要なさそうだ。
お土産は、「消え物」芸能界用語で「その場で消化される小道具」で。

Key

2012年7月11日水曜日

学校一の男前


学校一の男前をご紹介します。
もう、本当に格好良いですよ。還暦を過ぎているとは思えない、その体つき。

「あの~、こんなん作ってほしいんです…」「あの~、…」
なんて言おうものなら、次の瞬間に「こんなんどうや!」
毎日、校門前のお掃除や、校内の修繕、わたしたちの癒しにと
学校中を走り回ってくださいます。
体育祭などのイベントの際には、誰よりもサクサクといろいろな仕事をこなし、
さわやかに去っていきます。
こんな先生に、ノートルダムは支えられているのです。

いつもありがとうございます。




Key

2012年7月10日火曜日

ごめんまりこ…


昨日の続きです。
「あなたの不注意でミスをしてしまいました。課長は今回のミスの件だけでなく、今までの失敗のこともくどくどと蒸し返し、やる気がないのなら辞めてもいいとまで言いました。課長にどうやって謝りますか?」
あなたなら、どのようにアサーション(自己主張・謝り方)をしますか?

6月28日(木)の7時限目 高1「みらい科」は、各クラスごちゃ混ぜで4人グループを作り、「アサーション」の発表です。4人で意見を出し合い、セリフにして発表するのですが…。


この課題が割り当てられたグループの生徒、特に、くどくど言う課長役になった生徒の上手なこと。
謝る方も必死です。が、うれしいことに6時限目に練習した成果が出ました。

ちょっと披露します。『ごめんまりこ』が基本の形です。
ま 「間違いや、自分の過失をまず認める」
り 「理由や事情を話す」
こ 「これからは…」「今度は必ず…」など、今後の解決の提案をする。
とこんな感じです。
もちろん、言い方のトーンや表現にも気をつけて…。

見事にうまくいきました!課長役も納得。
でも、一番良かったのは、課長に謝る時、横に友達が一人ついてくれたこと。
実社会では、上司に謝る時、友達が横についてくれることはまずないでしょうけど。
ここは学校。
立派な4人のチームワーク。妙に感動してしまいました。




2012年7月9日月曜日

自己主張は難しい


6月28日(木)、高1「みらい」を6.7時限で行いました。
テーマは、『アサーショントレーニング』。
アサーションとは「自己主張」のこと。
自己主張というわけは、何かわがまま言い放題とか目立ちたがりとかを連想しますが、それではだめで、相手にも自分にもストレスがたまらないように、周囲と接することを常に心がけるべきです。それをトレーニングしようと言うのが、『アサーショントレーニング』。

例えば、
…「この間貸したペンそろそろ返してくれない?あのペン気に入っていたから、ないと困るんだけど!」と言われて、
「えー、そんなの知らないよ。わたしちゃんと返したもん!」と返事されたらどうですか。
あるいは、「えーっ…?あれっ?う、うーん……。」でも×。
では、どう言えば、お互いの心が痛まず、友達との間にひびが入らないか。
一人ひとりが考えて、学年全体で分かち合いました。これが六時間目。

そして、7時間目は、4人ずつのグループに分かれての実践。9つのシーンのうちの1つが割り当てられて…。

その中の一つのシーン。
「あなたの不注意でミスをしてしまいました。課長は今回のミスの件だけでなく、今までの失敗のこともくどくどと蒸し返し、やる気がないのなら辞めてもいいとまで言いました。課長にどうやって謝りますか?」という、社会に出て働くようになる10年後に役に立ちそうなのもありました。

さぁ、みなさんならどうしますか?
明日は、生徒の反応をご紹介します。




2012年7月6日金曜日

「愛」のはなし① 「信じる」


キリスト教は「愛の宗教」です。
なんて聞くと、気持ち悪いと言われそうですが…。
宗教を「信じて」いるなんて、馬鹿げていると思いますか?

わたしたちは、この世の様々なものを「信じて」生きています。
目に見えるものも、目に見えないものも。
「信じる」というのは、とても人間的な行為です。

皆さんはお母さんの皆さんへの「愛情」がみえますか?
友達同士の「友情」がみえますか?
「愛情」も「友情」も実は見えません。
見えているのは、「働き」だけです。

風が見えますか?風は見えません。
風の吹いた後、風自身は見えませんが、
「カーテンがそよぐ」「木の葉が揺れる」
など、風の働きが見えます。

「神様」も同じです。
「神様」は誰にも見えません。だけれど「働き(キリスト教では聖霊と言います)」は見えます。

人間は、そんな不安定なものだと知ることも、実は大切ではないでしょうか。


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2012年7月5日木曜日

またまた、「以心伝心なんてない!」話。


6月1日付で、他の担当者が「以心伝心なんてない!」という日記を書いていましたが、私も今日はその話題です。

私も98パーセント「以心伝心なんてない」と思っている派です。(ちなみに残り2パーセントは「あったら素敵だな」という願望かな。)

日本では以心伝心、つまり「もの言わずして通じる」ことを好む文化があるように思います。
以前授業で扱った、とある評論文によると、これには日本の地理的な要素が大きく影響しているのだそうです。
大陸の、他国と陸続きの国々に比べ、海に囲まれている日本には、「外」から異文化を持って進入してくる人がそう多くなかった、つまり、周囲にいるのはある程度「固定メンバー」ばかりだったということです。そのため、共通の経験も多く、長年の積み重ねで互いの事情がよくわかり、すべてを説明しあわなくても十分やっていけた、そんな中で「多くを語りすぎる」ことは、かえって「他人行儀すぎて水くさく、無粋な行動」として敬遠されていった、というのです。

が、これは昔の話。

今の世の中では、私たちは「学校」「習い事」「クラブ活動」「職場」など
など様々な集団に属しますが、そこに集まってきているのは「生まれた場所」も「育った環境」も異なる人ばかりです。「育った環境」が違えば「文化」も違います。私は、某テレビ番組(県による文化の違いを紹介する)が好きで、よく見るのですが、見るたびに「自分の常識は他者にとっては常識ではないのだ」ということを感じます。外国の人どころか、日本人同士でも実は伝わらないことだらけ!言わなくてもわかるなんて、幻想に過ぎません。

それなのに平成のご時世になっても、「以心伝心」信仰は根強く、むしろ、「言わなくても察する」ことを相手に期待する傾向はどんどん強まってきている気がします。


「空気を読む」という考えがそれにあたります。自分からは何も情報発信しないくせに、相手に「空気を読んで」察することを求める、うまく察してくれないときには、「KY(空気が読めない)な奴だ」と、さも相手のせいであるかのような言い方をします。


最初から以心伝心なんてあり得ません。

省略しないできちんと話しましょう。

話して、時にはぶつかって、また話して、共通の体験をたくさん積み重ねて・・・
そうやってようやく到達できるのが「以心伝心」の境地だと思うのです。
(それが私のあこがれる「2パーセント」。)                          

Chie

2012年7月4日水曜日

ごみ袋という運命


同僚の先生の考察は、いつも面白い。
今日は、ある理科女子の話。
彼女は、「作家志望」の過去があり、わたしのこの日記にも
実は厳しいコメントをくれる人かもしれない。 が、忙しくて読んでくれない。

しかし、彼女からの話を一つ。
「ごみ袋って、切ないよなぁ…」
「はぁ?」
「だって、『ごみ袋』になるってわかっていて、この世に出てくるんやで。
ごみ袋やで。」
なるほどでしょ?
「ごみ袋」は、初めから「ごみ」になることが定められている運命なのです。
人間でそんなことがあるのなら、あまりにも切なすぎます。

最近は、雑巾も売られていますよね。
昔は、使い古しのタオルを縫って使っていたものですが、4月の雑巾提出の様子を見ると、
スーパーで買ったものが多くなりました。雑巾になるべくして生まれたその布は、雑巾としてのみ一生を終えるのです。

現代、ものの一生はずいぶん早いサイクルになってしまったように思います。
なんだか、「切ない」



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2012年7月3日火曜日

いろんな仕事がありますが…


生徒たちのあこがれの職業…「特にない」
最近、輝いている大人が… いない。

こんなことを聞くと、なんだか、悲しくなりますね。
私自身は、中高生の時に「職業」への憧れをそれほど抱いていたわけではありません。
実際、大学在学中にでさえ「教職員」になることを考えたことはありませんでした。
しかし、ご縁があり(「縁」は仏教用語ですが)、ノートルダムでの奉職についています。

神様が用意される「道」は分かりませんが、
それぞれ個々に最も良い「道」をくださるのだろうと思います。

しかし、まず人間は、自分の知り得ている情報で判断するわけですから、
生徒が判断する時期には十分な情報を手にしていることが大切です。

日ごろから、「大人の輝く姿」、「働くことの意義」を見せていきませんか。
出会わせたい「大人」の姿があれば、ぜひご紹介ください。

広い意味での「キャリア教育」は、どの学校でも進んでいますね。
本校でも、自分自身の「10年後、20年後の自分」を描き、そのサポートができればと思っています。


中3みらい科では、10月に職業人講演会を企画しています。
先ほど、大人会議で講演をお願いする職業を選びました。
これから、講演していただける先生方に依頼を始めます。皆さん、お楽しみに。

2012年7月2日月曜日

ネコ大学


皆さんは、ネコ派ですか?イヌ派ですか?

私は、「人と広く浅くお付き合いするのが得意」「あまり深入りされるのを好まない」「基本的には愛想が悪い」などなど、一般の女子が占いで言われるこれらのことはまぁ当たっているなぁと思います。そうか、前世は猫かもな、と思う時もあります。

ところで、兵庫県淡路島に淡路市中浜稔猫美術館というところがあります。

中浜稔さんは、もともとデザイン事務所で活躍されていたのですが、
猫の絵をたくさん書かれていたこともあって、出身地に猫の美術館を作られました。
家族で美術館を訪れた際、愛らしい・ふてぶてしい猫たちを何時間も目を細めながら眺めてしまいました。小さな美術館ですが、日本版「CAT’S」の世界ですよ!ぜひ、ご家族でどうぞ。

中浜氏は、「ニャンニャン学の開祖」なのでそうで、
「ニャンニャン大学」を開校されています。(絵の講習会など)
Key



2012年6月30日土曜日

ボランティア10カ条


皆さんは、ボランティアをしたことがありますか。
震災後に「ボランティア」を希望する人が増えましたが、一過性もので終わってしまったようにも思います。
本校では、総合学習の一環として、全校生徒に年1回以上の福祉活動をさせています。

「ボランティア」とは、そもそもどんなものなのでしょうか。
もともとの意味はラテン語のvoluntarius(任意の、自発的な)に由来します。
ここで『社会事業辞典』の定義を参考に、ボランティアの特性を10つあげてみます。
最後の1つが何かを考えてみてください。

①自発性    (自由意志)
②無償性    (報酬や利益や名誉を求めない)
③アマチュア性 (職業的とならない)
④相互性    (「してやる」ではなく、共に生きる行為)
⑤連帯性    (対等の関係)
⑥プライバシー (他人の私ごとと私生活に干渉しない)
⑦喜び     (自発的な行為なので、当然、喜びが伴う)
⑧忍耐     (線香花火的な情熱ではなく、相手に聞き、相手の必要を相手の立場に立って考え、これに答えるように時間をかける)
⑨愛      (神が愛するように愛し、もう一人の自分として愛する精神)
⑩       


⑩には何が入りそうですか?
答えは、「創造」です。
解説には、「ボランティア活動には、一定の教育と訓練が必要である。しかし、もともとは自発的行為であり、活動の対象となっている人は、それぞれ異なった事情、経歴、性格、望みを持っている以上、ボランティア活動にはそれぞれの人に適合した工夫と創造が必要である。」
つまり、「その場で作り出す力」ですね。
生徒に聞くと、「体力」や「やる気」が入ったりします。

ボランティアとは、「素人が他者が必要であろうことを探し、自分の時間とお金を使い、自主的にそばによること」となります。


上記のことから、
本校は「ボランティア」活動とは言えない、として「福祉活動体験」と呼んでいます。
しかし、最初の体験が重要なのは、言うまでもありません。
イエスが自分を割いて私たちを愛してくれたように、自分(の時間や労力)を「割く」行為はキリスト教の「愛の教え」です。
皆さん(保護者様)も、家庭内で大人から「その姿」を見せて下さるといいなと思っています。

参考図書;人間と聖書3(サンパウロ)P110

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2012年6月29日金曜日

この夏のご予定は?(夏期講習のご案内)


6月25日付のプリントでご案内しましたように、
今年の「A類型 夏期講習」は大幅に講座数を増やします!


今年のA類型・「夏期講座」は「補習」だけではありません!
「呼び出し(指名制)講座」は今までどおりに実施しますが、
それに加えて、今までになかった「やる気(自主参加)講習」を開講し、
あなたの「やる気」をサポートします。

「やる気」講習の内容は、
①夏休みの「宿題」をサポートするもの
②1学期の復習を、先生のオリジナルプリントで実施するもの
③受験に対応した難度の高いものにチャレンジするもの
④日ごろの授業ではできない内容(体験型学習)を、特に取り上げるもの
⑤学年をまたいで募集する「表現トレーニング」(小論文)や語彙力トレーニング

中高生ともに、「やる気(自主参加)講座」の申し込みは、7月2日(月)が締め切りです。
この夏休み、
午前中は、各自の学習に集中し、
午後は、クラブや文化祭活動を活発に行いましょう。
どこにいても暑い夏、学校でもっともっと「暑い夏」を過ごしましょう。

「呼び出し(指名制)講座」は、期末テスト終了後、個別にご案内します。
まずは、「呼び出し」なんかに入りたくないもん!と、テスト勉強に真剣に取り組んでくださいね。
そして、「やる気(自主参加)講習」を自らの力で申し込んでください。
皆さんの参加を、お待ちしています。

あなたは、「大人に言われて気づくなんて、子供っぽい!(社・日本たばこ協会)」というポスターを見たことがありますか?


Key


2012年6月28日木曜日

自己紹介のリレー(3)


さて、このようにしておこなった自己紹介リレー。 
クラスの皆はどんな感想をもったのでしょう?何人かの意見を紹介します。 まずは、自己紹介自体についての感想。 
  
 ・いつも聞いている自己紹介の内容以外で友達の話がきけたのでよかったし、たのしかった(Aさん) 
  ・同じクラスの人の中でもまだ知らないことがたくさんあったので、とても楽しかった(M さん) 
 ・相手のことを思って自己紹介するのは難しかったのですが、新たなクラスメイトの一面を見れたので楽しかったです。(Aさん) 
  
  
 クラスメートへの自己紹介は、おおむね成功したようですね。 
「リレー」をすることについては、34人中30人がプラスの印象を受けたと回答していました。(他の4名は「特に何も思わなかった」とのこと。マイナスの印象をもった人はいませんでした。) 
  
・リレーすることによって、自分の自己紹介をちゃんと聞いてくれてるんだなと思った。初めて聞くこともいろいろあったので楽しかった。(Yさん) 
 ・他の人の話について、言うのも言われるのもおもしろかった。(Sさん) 
 ・とてもよく聞き取ってくれてたと思うし、それをおもしろくまとめあげてくれたのがうれしかった。自己紹介はとても楽しくて、気持ちよかったです。またしたいな!!(Rさん) 
 ・ ちゃんと自分の話を聞いてくれてるんだと思って、うれしかった。(Sさん) 
  
など、「他者」が自分の話を受け止めてくれたことを実感し、それをうれしく思ったという意見が多く見られました。人前で話すことは、緊張もするし、恥ずかしさも伴います。それだけに、聞いてくれていると実感できることは励みになるものです。 
  
どうやらこのあたりにも、「よりよいコミュニケーション」のヒントが隠れていそうですね。 
  
今日はこれぐらいで。次回以降もさらに「ことば」を深めていきましょう。 




Chie

2012年6月27日水曜日

自己紹介のリレー (2)


2.自己紹介を「リレー」する 
  
これは、前の人が言った内容を、自分の紹介の中に必ず盛り込まなくてはならない、というルールです。 
 「前の○○さんは、~が得意だと言っていましたが、私も・・・」 という具合に。 
  
自己紹介の順番は、くじびきで決めました。 自己紹介の終わった人が、次の人を決めるくじを引きます。 いつ自分の番がまわってくるかわからないので、 おのずと集中して他の人の自己紹介を聞けました。


  
  
Chie

2012年6月26日火曜日

自己紹介のリレー (1)


1学期も終わりに近づいた今頃ではありますが  改めてクラス全員に「自己紹介」をしてもらいました。

でも、そこは「みらい科」。 単なる「自己紹介」では終わりません。 自己紹介をする上で、次の2つの課題を出しました。


1、「自己紹介で話す内容」は聞く人に合わせて考えること

 「自己紹介」をした経験は誰にでもありますね。 新しいクラスになったばかりの4月のころには、もしかしたら 授業のたびに自己紹介、なんてこともあったかもしれません。

そんな時、毎回「同じ」自己紹介をしませんでしたか?
 「○○部に入っています」「タレントの△△が好きです」・・・等々。
自己紹介とは、とにかく何でもいいから自分の情報をいくつか 言えばいい、と思ってしまっていないでしょうか?

さて、「自己紹介」ってそもそも何のためにするのでしょう?

それは、これから一緒に過ごす相手に自分を知ってもらうため、
です。もちろんたった一回の紹介ですべてを知ってもらうのは無理ですが、この紹介で少しでも自分に興味を持ってもらえたなら、それは次に話すきっかけとなります。

だから、この授業では、単に自分が言いたいことを言って済ますのではなく、相手が興味を持ってくれそうな内容を意識して話そう、ということになりました。

今回の自己紹介の相手は、「ほぼ初対面の授業担当の先生」と
「毎日一緒にいて、よく知っているクラスメート」の二者です。


「ほぼ初対面の先生」は、私たちのどんなことを聞きたがっているんだろう?名前を早く覚えたいって言ってたから、覚えやすい特徴を言えばいいかな・・・

「毎日一緒にいるクラスメート」には、今更「もう知ってる」情報を出してもおもしろくない → じゃあ、今まであまり表に出していなかったことを
言ってみようか・・・

などといろいろ頭をひねって考えました。
次回に続きます。

 Chie

2012年6月25日月曜日

祈ること


祈ること、願うことは意味のないことではないか、という人がいます。
もちろん、「空想する」という意味では「祈り」はなにも生みません。

しかし、

祈りは、未来を願うことです。
しかも、自分や誰かのために「良い」未来を願うことです。
祈る人には、未来があるのです。
祈りは、その人にとって自分の癒し(ヒーリング)となるのです。
なぜなら、明日が見えなければ、人間は今日を意味あるものにできないからです。

祈りは、神と向かうことであると同時に、
自分の未熟さを神に捧げつつ、明日を意味あるものにする決意です。
究極の「プラス脳」です。



Key

2012年6月23日土曜日

NDスタディ・ルームを開設しました


NDはノートルダムの略称です。
Notre Dame(ノートルダム)はフランス語ですが、直訳すると「私たちの(理想の)女性」となります。
つまり、「聖母マリア」を意味しています。よく省略して「ND」と書くことがあります。

ところで、A類型(標準コース)は
「学習サポート」と「みらい科」の2本柱です。
今日は、その「学習サポート」についてのお話です。

生徒の皆さん、中間テストの結果が配布されて何日かが経ちましたが、
あなた自身に何か変化がありましたか?
毎回、同じことを繰り返し、成績に変化が起きていない人が多いように思います。
ということは、一人コツコツがんばってみたら、簡単に成績が上がるかもしれないということではありませんか?

ということで、サポート体制を強化することにしました。
まず、「今日やるべきことは、今日やり終える」を徹底サポートします。

開設時間:15:20~18:00  
場  所:日によって変更します。
※職員室の扉に掲示、また朝のHRで担任の先生から連絡があります。
対  象:誰でも
※ただし、「やり残し」「宿題忘れ」など理由のある人は、「呼び出し」ます。

また、自主参加の人も大募集しています。
その日の復習や宿題をしたい、また翌日の予習をしたい人は、ぜひ利用してください。
問い合わせは(企画運営)は、A類型担当・矢野教頭と原田です。

自分の時間を有効に使い、クラブにも習いごとにもと有意義な学生生活を送ってください。
皆さんの利用をお待ちしています!

Key

2012年6月22日金曜日

「また明日」とはいわない


本校は、住宅街の山手にあるので、夜が更けると暗くて静かだ。
車でさっそうと帰る人とは別に、必然的に私たちバス組は集団下校することが多い。
また、その道すがらにいろんな議論ができるから、とても有意義なのだが、
バスの中で激論になり、他の方にご迷惑をかけることもあるかもしれない。

ところで、私たちは、別れ際「また明日」とはいわない。
いつからか習慣化し、今では「またいつか」と言って別れる。
明日できるなら明日でいいや、そんな仕事を抱えている人なんかいない。
皆、自分の仕事をこなし、生徒のためと日夜研究・開発しているのだから、毎日が背水の陣なのだ。
ある先生は「いや、四面楚歌だ」ともいう。
でも、「またいつか」は、そういう戦う者同士としての確認であると同時に、ねぎらいの言葉でもあると思う。
今日は二度とない、その気持ちを持って授業で生徒たちに出合いたいと思う。

Key

2012年6月21日木曜日

ことばの取扱説明書


4月から、自分の「感情」に注目し、その中でも特に「怒り」 や「悲しみ」など負の感情のコントロールの仕方を学んできた 「中2みらい科」ですが、それには一区切り。 


6月(クラスによっては7月)からは、担当者も交代して、 新たな課題に取り組みます。 新たな課題とは、「ことばの扱い方」です。 


「言葉なら普段からしゃべってるし、国語の授業でも勉強して るよ!」という声が返ってきそうですね。 


でも、みらい科でこれから考えていくのは、作品の中の 「言葉」ではなく、人と人とのコミュニケーションの道具とし 
ての生きた「ことば」です。国語の時間よりもずっと身近な場 所の、身の周りの人との間で使う「ことば」を見直していきま す。 


私たちは他者といろいろな形でコミュニケーションをとりま すが、その中で一番よく使うのが「ことば」という道具ではな いでしょうか。その道具を今より上手に使えるようになったら、 もっともっとよいコミュニケーションが図れるようになります。 もしかしたら、「負の感情のコントロール」の出番も少なくて すむようになるかもしれませんね。そうなったらとても幸せな ことです。 


皆さん一人一人がそんな幸せな「みらい」への道を歩めるよ うに、(大げさですか?でも私たち教員は本気でそれを願って いるんですよ!)さあ、ことばの勉強を始めていきましょう! 
Chie 

2012年6月20日水曜日

朝読書しよう


皆さんは、どんな「本」をよんでいますか。
最近では、新聞を定期購読しているご家庭はずいぶん減ってしまったのではないかと思います。このままでは、「読む」「言葉を味わう」習慣は薄れていくのではないでしょうか。

今年から、中高生の間に読んでほしい先生方からのお薦めの本が「冊子(ノートルダム朝読書のための道しるべ)」になりました。
すでに一部の先生は、「教科通信」の中で個人的にお薦めの本の紹介はされていたかもしれません。
こうして一冊の冊子になって目を通してみると、教科の特色があり、先生方が「その道」に進むきっかけになった本がたくさん紹介されているようで、大変興味深いです。

皆さん、この一年で何冊読めるでしょうか。
沢山読むと、校長先生からご褒美がもらえるそうですよ。
いい本と沢山であって下さいね。


朝読書の時間はとても短いです。
私もHRに行くときは、「いっしょ」に読みたいと思っています。
そして気づくのは、準備の遅い人は教室の中でとても目立つということ。
この切り替えの早さは、日々の集中力に関係していると思います。
少し意識するだけで、時間は有効に使えますよ。

そう、あなたのことですね。
私は教室に言っているのではありません。「あなた」に言っているのです。



保護者の皆様、
いっしょに本屋さんに行ってみてください。また、お家に大切に保存してある「運命の」本をお嬢様に紹介してください。「これ、ちょっとあなたには難しいかもしれないけど…」そういわれれば言われるほど、読んでみたくなるかもしれません。

Key

2012年6月19日火曜日

誕生日ミサ


本校は、年3回「誕生日ミサ」を行います。
夏生まれ、秋冬生まれ、春生まれと各学期ごとに集い、お互いの誕生をお祝います。
今年の第1回目は、今月23日(土)に行います。
元修道院の聖堂で「ミサ」を体験した後、茶話会を開催します。

この集いは、高校・宗教福祉部の生徒と
マリア会(キリスト教信者、また興味のある生徒の集まり)のサポートで、
運営されています。
ときどき、オーケストラクラブの生演奏のプレゼントがあり、
各年を超えて、みなで楽しいひと時を過ごします。

1年に一度は「お祝いされる」側であり、
後の2回はサポートメンバーになるのです。
これは、とてもいい「支え合い」です。

Key

2012年6月18日月曜日

「サンマだニャー」


先日から、近畿カトリック学校に勤める教員対象に研修会(全10回)が始まりました。
研修先である「カトリック大阪梅田教会」が自宅から近いこともあり、わたしが参加することになりました。

今回は、名古屋の南山中学高等学校の校長・西経一神父様の講話でした。
神父様は、吉本新喜劇で笑いのつぼを勉強されたと自負されるのですが、本当にお話しは面白く毎回引き込まれます。

講話の始めが、「サンマだニャー」。
意味が分かりますか?
ネコは目の前のものだけを見る。人間は、食卓でサンマを見ると、その背景を想像する。漁師の苦労、母親の思案、家庭の経済状態などなど。
もし、ネコがこの「背景を見る力」が備わったら、きっと祈り始めるだろう。
この「見えないところを見る力」が「宗教」だ、という話。

ほぉ、なるほど。

でも、わたし、ネコにだって見えないところをみる力があると思うのです。
ネコの後ろ姿は、哀愁があって好きだなぁ。
下の絵をご覧ください。絵もそこに添えられている言葉も味わい深いのです。
ネコが見ている世界も、また素敵かも。

<絵;中浜稔 「ねこひげ語録②より>




Key

2012年6月16日土曜日

ほ、ほ、ホタル


今年もホタルのシーズンがやってきました!
本校からほど近い「哲学の道」に、今年もホタルがとんでいます。
先日夜の8時ごろ、ふわふわと哲学の道の川面をホタルがとんでいました。
女の子(メス)を誘っているホタルに、
「私たちを誘ってるのね!」とホタルに話しかけたら、
その後、光るのをやめてしまいました…。
今後は、静かに観賞したいと思います…。

皆さんのおうちの近く、疎水などにもそろそろ現れていますよね?
今週末、中2B類型学習合宿中に観察できればいいのですが…。

key

2012年6月15日金曜日

あの人と話したい


会話の基本は、「あの人と話したい」と思ってくれるかどうかだ。
なんだか利用されたような気がする。
話しても愚痴ばかり聞かされる。
そんな人とは、一時的には盛り上がっても、実は何の益も生まない。
つまり、人が継続して集まってくるということは、
「あなたと話したい」と言ってくれているのかもしれない。
私も、たくさんの話したい人がいる。
つまり、たくさんの魅力を持った人に恵まれているということだ。
なんて幸せなんだろう。
私も、「あの人と話したい」そう選ばれる人になりたいと思う。

Key

2012年6月14日木曜日

十字架のしるし


皆さんは、外国映画で十字架のしるし(十字を切るしぐさ)をご覧になったことがありますか?

「父と子と聖霊の御名によって、アーメン」と言っているのですが、
父は…  「てんじょうの神」 天井ではなくて、天上ですよ。
子は…  神が自分を割いて私たちに与えてくださったイエス。
聖霊は… イエスが天に上った後に与えられた「神の働き」
右手の中指で、おでこ→胃のあたり→左肩→右肩をさわり、最後に「アーメン」と合掌します。

この「十字架のしるし」は、授業内で「神様への電話番号だ」と話します。
3つに見えるが実は一つの神様に「仲間に入れて!」とお願いしていることになる訳です。
祈りは、自分勝手に希望を叶えてほしいと願うことではありません。
「祈り」とは頼むことではなく、「~する」という意図を宇宙のエネルギーの波に乗せる「意乗り」が本来の意味なのだとあります。
つまり、神様とコラボレーションして、この世に関わることです。
だから、神様と気持ちが異なっていると実現しないということになります。
そうか、勝手なことを言っていたから、わたしの祈りは叶わなかったのか。

日々不満を抱える私に、神はわたしに最善の道を与えてくださっていたのだと思えるようになるためには、もっと時間が必要なのでしょう。

Key

2012年6月13日水曜日

中1 みらい科「ほめることの難しさ」


 5月下旬の某日、クラス懇親会を開いて頂きました。企画、準備、運営は常任委員のお母様方がしてくださるのですが、今年は少しわがままを言わせていただいて、「みらい科」的な懇親会にさせていただきました。初の試みでしたが、お母様方同士また、担任との距離を少し縮める良い機会にできたのではないかと思います。

 「みらい科」的要素1  会の目的をはっきりさせる。
 「みらい科」的要素2  サポートし合える関係づくりを重視する
 「みらい科」的要素3  ゲーム形式などの工夫を取り入れる
 「みらい科」的要素4  振り返りを行う

 この形で懇親会をさせて頂いて大きな成果の1つは、「機会があれば、また参加したい。」や「学期に1回ぐらい開いてほしい」との感想がいただけたことです。また、感想を読んで、ハッとさせられたのは、「同じ悩みを皆さんと共有できて、ホッとした」との言葉です。学校は成績などどうしても生徒同士を比べたり、並べたりすることの多い場です。ややもすれば、保護者会や面談はせっかく来てくださったお母様方をかえって不安にさせてしまう場にしていたのではないかと、身の縮む思いがしました。

 「全ての大人は、子どもの成長を支えるパートナーである。」というのは、中1みらい科で取り入れているライオンズクエストの基本的な考え方の1つです。中1の担任団では、保護者会や面談など保護者の方に学校に来て頂ける貴重な機会を、そのような関係作りの場となるよう検討をはじめました。この日記をお読みの皆様、アイデアありましたら、よろしくお願いします。

Miu

 

2012年6月12日火曜日

中1 みらい科「質の良い学びとは」


え〜。先生、みらい科じゃないの!」
 私事の急な事情で、みらい科の授業を急遽、他の授業に変更したときの生徒の反応です。

 「先生、明日もみらい科をやろうよ。」
 みらい科の回復授業をしたあとの生徒の反応です。

 最近、私が気になっているキーワードが「質の良い学び」。これは教科会議で学習への意識付けについて話し合っている時に出てきた言葉ですが、なかなか上手く具体化できず、試行錯誤している取り組みの一つです。
 仮に言葉を定義してみると、「質の良い学び」とはガリガリとした点数重視の勉強でなく、しかし、糸の切れたようなゆとり教育でもない学び。または、新しい知識との出会いにわくわくし、それを身につけるために努力し、得た知識を使ってさらに新しいものに目が開かれ、新しい探求や努力を自分の力で進めていくような学び、でしょうか。こんな学びを生徒たちと共有できたら、本当に教師冥利に尽きる思いになるのでしょうね。先の生徒たちの反応を見ると、教科とはまた違う、みらい科で出会う新しい知識に少なくともわくわくしてくれているのかな、と思ったりします。

 中1みらい科1学期のプログラムも終盤になってきました。生徒たちがみらい科で出会った知識、技術が、健やかな成長に繋がっていくことを願うばかりです。

<1学期後半のプログラム>
第5・6回 「賞賛の気持ちを表現する」
第7回   「変わっていく自分を受け入れる」
第8回   「好ましい価値観は道しるべ」
第9回   「自分の運命を切り拓く(目標達成のためのステップ)」

Miu