2014年12月13日土曜日

みらいふしぎ科 ワコール×NDコラボ 最終発表会

小雨の降る中、ワコール本社で「企業コラボレーション」最終発表会が行われました。
この最終発表会は、ワコールの小中学生向けブランド「フェアリーティアラ」のファーストブラの商品案を考え、ワコール社員の皆さんに対してプレゼンテーションを行うものです。



この日に発表したのは、11月20日の校内選考会で選ばれた10班。約40名の審査員の前で、中学生ならではの下着の悩みやアイデアを盛り込んだ商品案を、iPadで作成した資料を使って発表しました。



10月の準備の段階では、指導してくださった上司(ワコール社員の方)は「ちゃんと商品案がまとまるのだろうか」と心配されるような様子でしたが、本番では、商品のアイデアもまとまり、また、プレゼンテーションでも、寸劇を入れたり、商品をアピールするポーズを決めたり、と、「伝える」アイデアがたくさん盛り込まれた楽しいものになっていました。

最終発表会に残った10班のうち、3班が表彰を受けました。

「特別賞」  P班 みてみてキャンディ 
「優秀賞」  H班 カチットホックワンタッチブラ
「最優秀賞」 R班 Flower Choice


最優秀賞のR班は、機能やデザインだけでなく、iPadを使っての店頭販売方法も提案した点
が高く評価されての受賞となりました。



最終発表会の様子は、12月16日(火曜日)17:45~18:00に、
KBS京都(Newsフェイス)で放映される予定です。

「株式会社ワコール」HP(企業コラボレーション紹介ページ)
http://www.wacoal.jp/workshop/tsutawaru/2014/

2014年10月16日木曜日

みらいふしぎ科 ワコール×NDコラボ 産みの苦しみ?

 今日は2時間とも商品提案のプレゼンボード作成です。最初に、ワコールの「上司」からデザインのポイントについて講義を受けました。
 今回生徒たちがワコール本社でのプレゼンテーションに向けて作成するのは、プレゼンボードとプレゼン資料(iPadアプリ使用)の二つ。プレゼンボードには、商品名・デザイン画・コンセプトを盛り込みますが、そのためには、「どんな商品を作るのか」をチームで話し合って絞りこまなければいけません。でも、それが本当に一苦労。お互いに気を使い合って全員のアイデアと入れようとする班、二つの案で意見が分かれる案など…。
 しかし、悩みながらも、意見を出し合い、上司にアドバイスをもらい、インターネットで調べるなど試行錯誤するうちに、「それいい!」「使える!」など明るい声があちこちから聞こえ始めました。その後は、デザイン画を描き始める班、コンセプトをまとめる班、プレゼンテーションのスピーチを考え始める班など、それぞれの作業が進み始めました。
 次回は上司に向けての中間発表会。どんな新しい商品を提案されるのか楽しみです。








2014年10月9日木曜日

みらいふしぎ科 ワコール×NDコラボ 2学期プログラム開始

 1学期に、ビジネスマナーやアンケート調査などの研修を受け、2学期からは「ワコール社員」としての「お仕事」がスタートしました。
 今年、生徒たちに与えられた課題は、ジュニア向けの商品を提案すること。
夏休みに各自がデザイン案をワコールの上司に提出し、2学期はチームに分かれて商品を企画、プレゼンテーションを行います。


 6時間目は<少し先輩から学ぶ>ということで、大学生のプレゼンテーションを聞きました。京都精華大学デザイン学部プロダクトデザイン学科も、ワコールと企業コラボ(産学協業事業)をしておられ、今年の最優秀賞と優秀賞を受賞されたお二人(お一人は男性!)がお話をしてくださいました。お二人は緊張されながらも、商品作りにはアンケートなどの市場調査、テーマの絞り方や商品の提案の仕方などを、中学生にも分かりやすいように丁寧にお話しくださいました。講演後は、「レースの柄の発想の仕方は?」「もし商品化されたら、世界進出もめざしますか?」など、和気あいあいとした雰囲気のなかで様々な質問がでていました。



 
7時間目は、いよいよ自分たちの商品企画を練り上げていきます。それぞれの「上司」と
なるワコール社員の方々が発表され、さっそく自分たちがどんな商品を考えていきたいかの報告会です。生徒たちは緊張しながらも、「初めてブラをつける人でも付けやすように、ファスナーをつける」、「初めてでも気軽に買えるように、パッケージを工夫する」などのアイデアを発表していました。


2014年5月15日木曜日

みらいふしぎ科 ワコール×NDコラボ 2年目スタート3「相手を知る」

 企業コラボレーションの3回目。今日の課題はアンケートづくりと社会人のマナー。前回の課題の「相手の立場を考える」を踏まえて、今日は「相手を知る」ためのアンケート作りです。
 アンケートは気軽な調査方法と思われがちですが、設問や選択肢が適切でないと、自分が必要とする情報が集まりません。そこで大切なポイントが<仮説>と<選択肢づくり>。この二つの基本を押さえてのアンケート作りはなかなか難しく、生徒たちは話し合いを重ねながら案を練っていました。案ができたら上司のチェックを受けます。時間内に仕上げるのも大切なポイント。時間内に上司のOKが出た班はホッとした表情を浮かべていました。
 次にアンケートをお願いに行く時の研修。ビジネスマナーの基本である名刺交換の練習です。生徒一人一人に「ワコール広報宣伝部」の名刺が渡されました。すべてのマナーの原則は「心」「上」「先」。日本人のきめこまやかな<おもてなし>の心の実践です。初めての名刺交換は緊張しながらもみんな嬉しそうでした。


写真1:アンケート作りのポイント説明

写真2:アンケート案の上司チェック

写真3:名刺交換の練習

写真4:生徒たちに配布された名刺

2014年5月1日木曜日

みらいふしぎ科 ワコール×NDコラボ 2年目スタート2「他者意識」

 企業コラボレーションの2回目。本格的な研修のスタートです。
今日から各クラスでワコール社員の方が、生徒たちの「上司」として指導をしてくださいます。生徒も「上司」もお互いに緊張の中、授業がスタートしました。
 今日のテーマは「他者意識」。仕事は他者=お客様に働きかけをすることで初めて成り立ちます。そのためには、まずは相手を知ること、相手に伝わる言葉や方法を考えなくてはなりません。生徒たちはこれを「リンゴを伝えるゲーム」や「○○だろう、を考える」などの課題を通じて学びました。
 生徒たちは初めての課題に戸惑い気味。「相手の立場になってみる」難しさを実感したようです。でも、この戸惑いも大切な成長プロセスの一つ。自分で答えを考える力はもがきながら鍛えられるものです。頑張れノートルダム生!




2014年4月24日木曜日

みらいふしぎ科 ワコール×NDコラボ 2年目スタート1 「入社式」

昨年から始まった、株式会社ワコールとの企業コラボレーションの2年目が始まりました。今年も中学3年生が「ワコール広報宣伝部」の一員となって、ワコール社員の方から直接、社会人としてのマナーやアンケート調査方法などを学び、12月にはワコール本社でワコール社員の方々を前にプレゼンテーションを行います。

昨年の取り組みはKBS京都でも取り上げていただき、生徒たちの大きな自信につながりました。2年目の今年も先輩たちと同様に、自分や友人の豊かな可能性に気づき、また社会の一員として必要な力をつける場となって欲しいを願っています。


写真1 入社式(辞令交付) 

写真2 研修会(あいさつ練習)

写真3 研修会(接客、採寸)