2012年9月28日金曜日

中勝弘先生



私たちが毎日あっている先生方の中で、個人の専門分野で活動をしている先生がいると、私たちもうれしくなりますね。
今日は、音楽科の中(なか)勝弘先生をご紹介します。
フルートを専門とされていますが、今回自主公演を企画されました。
この演奏会ポスターを製作するときに、私たちにアドバイスを求めて来られ、一緒に楽しくポスターを選びました。

ポスターって怖いですね。とってもきれいな仕上がりで…。「顔、ちゃう(違う)やん!」
(あっ、怒られる?大丈夫、私のほうが少しだけ先輩だから…!!)

11月2日(金)の演奏会に向けて、皆が帰ったあと、夜遅くまで練習されています。
念願の自主公演!通常の授業と中3「みらい科」とでくたびれている時もあるけれど、
素敵な音楽会になると思います。がんばってくださいね。





先生は、オーケストラクラブを指導されていて、
このHP上で「オーケストラクラブ日記」も更新されています。
ぜひ、ご覧ください。
Key

2012年9月27日木曜日

植村直己さんのメッセージ


今日は、世界的冒険家・植村直己さんのメッセージをご紹介します。
私はとても元気付けられました。経験者の言葉はとても重いですよね。

「君たちに僕の考えを話そう
僕らが子供の頃
目に移る世界は新鮮で、すべてが新しかった
やりたいことは何でもできた
ところが年をとってくると疲れてくる
人々はあきらめ、みんな落ち着いてしまう
世界の美しさを見ようとしなくなってしまう
大部分の人は、夢を失っていくんだよ
でも、僕はいつまでも子供の心を失わずに
この世を生きようと思う
不思議なもの、すべての美しいものを
見るためにも…
いいかい、
君たちはやろうと思えば何でもできる
僕と別れた後も、そのことを思い出してほしい
やろうと思えば何でもできるんだ」
1983年「ミネソタ・アウトワード・バンド・スクール」にて
植村直己42歳

また、『植村直己冒険館』の内にクライミングウォール(壁)がありました。
私も、ロッククライミングを体験してきました。
ロッククライミングを体験して思ったのは、これに必要なのは腕力ではなく、
どの岩をつかむかと先を見る力と「自分の身軽さ」なのだと感じました。
この体験は、ロッククライミングも自分の人生も、
私が進むべき道は、私のフットワーク次第であり、スムーズに行くときも、失敗し修正する必要があるときも、すべて自分の選択にかかっているということを再度気づかせてくれました。

世界のアスリートを見ると、どの人も「両親の理解と励まし」が勇気になったといいます。
子供たちは勇者になるために、「やってみろ!」という言葉を、
ほしがっているのではないでしょうか。
いいえ、大人の私たちも同様に。

「さぁ、やってみなさい。」
聖書にも、イエスのたとえ話で父親(神様)に遺産(才能・タレント)をもらっておきながら、
土に埋める(貯金する)人はしかられています。
むしろ、果敢にチャレンジする人、失敗したら「失敗しちゃったんです」といえる人の方が褒められています。



植村直己さんの記念館は、兵庫県と東京都にあります。
皆さんも、その功績と勇気に触れてみてください。
ほら、勇気をだそうよ… わたし。

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2012年9月25日火曜日

冒険家 植村直己さん



私は、この夏「兵庫県・豊岡市 植村直己冒険館」を訪ねました。
植村直己さんは、日本を代表する世界的冒険家です。
1941に兵庫県豊岡市日高町に生まれ、高校卒業まで自然豊かなこの町で育ちました。
冒険館は、『故郷を愛し、冒険に使った装備品や世界各地で集めた品々を故郷に残してくれました。…(中略)世界の人々の愛され、賞賛されている植村直己の「知恵と技術」に加えて、彼の「人と心」を後世に伝えていくための拠点』として建築された素敵な場所でした。

たまたま学芸員の方が、私たちのグループについてくださり、
じっくり解説をしてくださいました。
植村さんはとても愛らしいお顔をされているのですが、
その裏に「高さへの挑戦」に対する強いこだわりがあり、
自分の可能性への挑戦を求め続けておられ、そのギャップに驚かされました。

1984年マッキンリーに単独登頂した後、テントなどを残したまま消息をたたれました。
きっと、カメラを持ってその景色を撮っておられたのでしょう。
零下の中でもシャッターが切れる特殊カメラと植村さんだけがいまだ見つかっていません。

現在、『この精神を継承し、不屈の精神によって未知の世界を切り開き、人々に夢と希望、そして勇気を与えてくれた創造的な行動(業績)を表彰』されているそうです。「植村直己冒険賞」、皆さんも自分なりの冒険(創造)をしてみませんか。

評価がたとえこの世を去った後になっても、そこには必ず意味があるはずです。
この「続ける力」「夢を持ち続けること」が若さの秘訣かもしれません。
体は若くても「心が老人」になっていては、もったいないですよね。
皆さんは、「きらきらした目」ですか?死んだ魚のようなにごった目をしていますか?
私は、きらきらした目が好きだな。


引用;植村直己冒険館(豊岡市)リーフレット
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2012年9月24日月曜日

NOMURA


取り立てて企業の宣伝をするつもりはありませんが、
毎朝、通勤途中にみる野村証券のポスターのひとこと。

「誰かに声援を送りながら
 皆自分を励ましている

 投資はエールだ!」


ロンドンオリンピックを熱狂的に応援した人は
「日本、がんばれ!」といいながら、
「自分も
夢をあきらめないアスリートのように 
がんばれ!」
と実は自分を応援しているのでしょう。

それでいいんじゃないですか?
元気になろうよ、日本!
今日も元気にすごそうよ、わたし。

今日で文化祭も終わり。
また次の目標を立てよう。
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2012年9月21日金曜日

文化祭1日目




明日は、文化祭1日目。学年演劇の発表会です。
各学年50分程度の演劇を脚本から製作し、演出・出演します。
学年カラーもあり、小劇場系の新作芝居から、商業演劇のコピーまで、若さを感じる舞台が展開します。
私が顧問をいていた頃は「ハイスクールミュージカル」全盛期で、生徒たちは歌って踊って、笑わせて…、DVDを売り出してもいいかも?なんて声が出たほど、素晴らしい仕上がりでした。また、1年前から太刀の練習をし、時代劇に挑戦した学年もありました。どれも、「やりがい」が達成感になり、生徒の顔が輝いていたのを思い出します。

演劇は、「化ける」面白さがあります。
「えっ、あの子が!」
日ごろ、授業での発言は耳を澄まさなければ聞こえないほどなのに…。
この間の取り方は、センスがあるなぁ…。その発見が楽しいですし、うれしいです。

残念ながら現在は、「演劇」の出演者ご家族にのみに観覧チケットを配布しています。
ご家族の皆さま、生徒が帰宅したら、
「夏休み、よく頑張って練習したね!」そう言ってハグしてあげてください。
生徒の頑張りは、実は大人の励ましの結果でもあります。
保護者の皆様、いつもありがとうございます。

2012年9月19日水曜日

大人も文化祭



この週末は「文化祭」です。
本校は小規模校なりに、毎年ほのぼのと温かい雰囲気の文化祭になります。
最近は、生徒たちの自主公演、特にダンスチームが増え、講堂や体育館イベントも活気があります。展示物や模擬店はもちろん、ぜひ、講堂や体育館、テレジアホールや音楽室でのイベントにも、時間を合わせてお越しください。

ところで、本校創立以来、父母の会の方々が「バザー」を運営してくださっています。
家庭で余っている日用品(とても良いものです)を、とてもお安く手に入れることができます。
バザーはご近所の皆様にも人気で、開店前は行列ができるほどです。
当初、アメリカ人の(バザー)寄付によってできた本校も、今では独り立ちし、またネパールなどの姉妹校支援も行えるようになりました。バザーの売り上げは、毎年父母の会よりご寄付いただいており、いまでも本校運営の大きな支えになっています。

今年も、体育館下(大会議室)でバザーを開催します。
また「ノートルダム人形(本校の制服を着たかわいい手作り人形)」も毎年、大人気です。売り切れる前に、一度出会って戴きたい逸品です。

このバザー会場から、テレジアホール(オーケストラクラブの演奏会)までは、およそ7階の昇降に相当する階段があります。上層階からは、京都タワーを含め、京都市街が一望できます。ぜひ、23日は本校探索にお越しください。

「文化祭」は生徒たちの一生のうち、大切な思い出にしてほしいイベントです。
子供たちの成功と成長のため、大人たちも活躍する文化祭です。
皆さま、今年もよろしくお願いいたします。お天気でありますように。

2012年9月17日月曜日

リーダーの素質


誰もがリーダーになる素質を持っている。
今日のグループで「わたし」はリーダーにならずとも、
明日の朝にはリーダーにならざるを得ないかもしれない。

しかし、良いグループとはこんなメンバーがそろっていることを言う。
①リーダー      ;目標に向かって、グループをリードする。
②コーディネーター  ;メンバーの意見を聞いてほめたり指示したりしてまとめる。
③アイデア・メーカー ;目標に向かって、前向きな意見を出す。
④ムード・メーカー  ;グループの雰囲気を盛り上げる。
⑤チェッカー     ;誰がどんな意見を言ったかを冷静にチェックする。
⑥サポーター     ;時間を計ったり記録をしたり、補助的な事をする。

私はどうだろう。
一人で何役もやって、自己満足に浸っているかもしれない。
一方で、わたしが役目を果たさないことで、話が行き場を失っていることがあるかもしれない。

そういえば、聖書も言っていた。(Ⅰコリント11章12節から)
「体は一つの部分ではなく、多くの部分から成り立っています。足が『私は手ではないから、からだの一部ではない』と言ったところで、からだの一部ではなくなるでしょうか。
耳は…  (省略) 、もし体全体が目だったら、どこで聞きますか。もし体全体が耳だったら、どこでにおいをかぎますか。… (省略) 、それどころか、からだの中で他よりも弱い部分がかえって重要なのです。…(省略)神は、見劣りをする部分を一層引きたせて、からだを組み立てられました。それで、からだに分裂がおこらず、各部分が互いに配慮し合っています。」

そうなんだよね。みんなの「良さ」を引き出しあえる関係が一番だ。
みんな揃って、「ノートルダム」(仲間)だね。


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2012年9月14日金曜日

もし、わかってさえいたら(続き)

前回の詩の続きです。

「若者にもそうでない者にも、明日という日は約束されているわけではない
だから今日こそ、
あなたが愛する人をしっかり抱きしめることができる最後の機会かもしれないのだ
だから、もしあなたが明日でいいやと思っているようなら、
今日のうちに実行してみたらどうだろう
もしかしたら明日はこないかもしれないし、
そうなったらきっとその日、あなたは後悔することのなるだろうから
笑顔を見せること、しっかり抱きしめるためのほんのわずかな時間、
相手があなたに求めている唯一の、最後の願いだったかもしれないそれらのことを、
今はそんなことをしている暇はないと、無視してしまったら
きっと後悔することになるだろう
だから今日、愛する人をしっかり抱きしめよう
そして耳元でささやこう、愛していることを、いつも大切な人だということを
「ごめんなさい」「許してね」「ありがとう」と時間をとって伝えよう
そうしておけば、もし明日が来ないとしても、今日この日に後悔することがないだろうから
その日、その日を丁寧に生きること、
その日、その日にその人の存在を喜びいとおしむこと、
これこそすばらしい生き方です」

ノーマ コーネット マレット作

子供が憎たらしいと思うのは、保護者(わたし)の意のままに動かないから?
そんなときは、子供がなぜそんなことをいうのか、なぜそんなことをするのか聞いてみなくては。
「発展途上」の子供のコミュニケーションには、さまざまなメッセージが隠れている。
「関わり」は愛のしるし。
面倒くさがらないで、愛を伝えておきたいものです。

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2012年9月12日水曜日

もし、わかってさえいたら




あなたのそばにいる子供や人々に対して、こんな心遣いをお忘れなく…

とあるカトリック学校校長だった神父様(現在は上智大学教授)が、
校門前で起きた交通事故で、生徒を失った体験を分かち合ってくださいました。
それは、日々の教育現場で起こりうる生徒や保護者の命の叫びに対応する真剣なまなざしでした。
ここでは、神父様がレジュメ(教材プリント)に入れておられたひとつの詩を2日に分けてご紹介します。


「もし、ぐっすり眠っているあなたを見ることができるのが、これが最後だとわかっていたら、
私はもっとしっかり毛布に包んであげ、神様にあなたの祝福を祈っただろう
もし、外出するあなたを見るのが最後だとわかっていたら、
私はあなたをしっかり抱きしめ、キスをし、出かけるあなたをもう一度呼び止め、
もう一度しっかり抱きしめたことだろう
もし、あなたの嬉しそうなほめ言葉を聴くのが最後だとわかっていたら、
私はそれを毎日繰り返してみることができるように、
あなたは言葉とその行動のすべてをビデオに撮影したことだろう
将来の道を考えるための明日はきっとあるし、きっと来ると考えているし、
すべてをやり直すための明日はきっと来るはずだと、私たちは考えている
「愛しているよ」といえる別の日がいつか必ずあるのだろう
また、「何か手伝いましょうか」といえる機会がまたきっとあるのだろうと思う
しかし、万が一それが間違いだったら、
私があなたをどれほど愛しているかを伝えることができるのは、今日しかないのだ
そのことを決して忘れないようにしたい」


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2012年9月10日月曜日

あついよ


こんなに毎日暑いのに、
猫って、なんでそばに寄ってくるのでしょうか。

私にも体温があるので、私のそばに来ても涼しくないのに…。
お互い、汗をかきながらお昼寝をしているわけで…

でも、「そばにいたいんだよ」
と、きっといってくれているわけで…。


実家で飼っていた「ポンちゃん」との夏の思い出。
毎日、そばにいてくれた「あつい」思い出。

そんなことを、ちょうどお盆の頃に思い出していました…。
(ポンちゃんは仏教徒だったのかな?
ちょうどお盆のときに、我が家に帰ってきていたのかも知れませんね?)
猫なのに、人間のように、人間以上に甘え上手な猫でした。
ある意味、この歳になると見習いたいです…。

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2012年9月7日金曜日

通学時間、5分!



私は、教員免許講習の話を続けて書いていますが、
今日は通学について。

毎日、9時からの授業だったのですが、自宅を出るのは八時半ごろ。
幼稚園児の頃から電車通学であった私にとって、
徒歩通学はまるで夢のようです。

しかもその時間「5分」。
楽しすぎます。
スペインやイタリアでは昼休みに自宅で昼食を取る場合もあるようですが、
私も、講習期間中、休み時間に自宅に戻り、昼食をとりました。

とりあえず、自分がしていることが、
面白くて仕方がない。授業も充実しているから、楽しくて楽しくて…。


ところで、少し「通学」について、まじめな話をします。
本校でも近距離の生徒は自転車通学をしています。
しかし、中学1年生にはその許可が出ません。
なぜだと思いますか?
この理由は、この日本社会とつながっています。
突然ですが、皆さんは何年生に、自転車事故が多いと思いますか?


答えは、小学4年生と中1生なのだそうです。
なんとなく理由はわかりますよね。
小4くらいになると、行動範囲が広がってくる。
中学生になると、校区の変更があり、さらに行動範囲が広がる。加えて、自転車や運転の「慣れ」が事故を引き起こす。

そういってくれれば、中1の自転車通学の許可が下りない理由も納得できるのに…。
まずは、一社会人として環境への適応性、交通ルールの理解などを身につける必要がありますね。
この世で便利なものは、時として人を傷つける「武器」になります。
その使い方を十分に理解してから、使用したいものです。
自分が自分を守ることも、私たちの責任です。
責任を担う「社会人」って、実はとても難しいのです。

「生存することは簡単だが、生活することは難しい」
日々、実感する言葉ですね。

2学期も安全に気をつけて、毎日通学してくださいね。

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2012年9月4日火曜日

授業が楽しすぎる!



教員免許更新講習の話の続き。
私は、一人で参加申し込みをしましたが、
知り合いがいなくても、
毎日6時間の授業とその後にテストがあっても、
授業の内容が充実していて、毎日とても楽しく、ウキウキしていました。


皆さんも、初めての場所は本当に緊張しますよね。
でも、こんな時に無理をして、友達を見つけなくてはいけないと考える必要はありません。
もちろん「グループ活動」では、ちゃんと助け合って話し合いますよ。
しかし、学びに来たのですから「一人の時間」も大事ですよ。
わたしには、この数日が充実した学びの時間となりました。
これがずっと続いたらいいのに、そう思える幸せな、充実した、満たされた時間でした。
これを活かして、2学期も授業開発をしていきたいと思っています。


授業ってこんなに感動したっけ?
私が授業をこんなに楽しいと感じたのは、なぜだと思いますか?

これは、習得と活用の連鎖です。
私自身が、これは「役に立つ」「意味がある」と感じる講習だったから、真剣に聞けたのです。
皆さんは、大好きなジャニーズやEXILEのことだったら、
「誰が何を言った」ってメモを取らなくても覚えられますよね。
人は自分にとって意味がある情報だと認識すると、その情報を苦労することなく覚えられてしまうのです。
学校でやっている勉強もこうだったら、楽に覚えられるのにね。
きっと今の勉強が「意味がある」と思うことができれば、
皆さんの原動力は莫大なものになります。

文部科学省でも、この興味と関心が勉強の意欲につながるので、
まずは「生活」の中にある不思議を一緒に考える授業を展開してみようと提案しています。

本校の「みらい科」はまさに、この「生活力」を活かすプログラムです。
今後も、カリキュラムの開発を続けていきます。

これからの社会を担う私たちが、まず「自覚」を持つことが大切ですね!
学びの主役は、皆さんですよ!! 

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2012年9月3日月曜日

懐かしい顔



私はこの夏、カトリック大阪梅田教会(実は2階が上智大学サテライト)で教員免許更新講習に参加しました。
講習には、30から50歳代の先生方(公立校・私立校)がいらっしゃるのですが、
40人クラスだったので、一人で参加しあっている者同士、すぐに挨拶をしあう仲になりました。
大阪のカトリック校から9名の先生らが参加されていましたが、
一人で参加している先生方に比べると知り合いがいるからか、
心に余裕があるようで少し気楽に見えました。

実は、私も心強い体験をしました。
なぜなら、

①大学でお世話になった神父様(現在は、大学のサテライトセンター長をされています)
②中学生時代の「宗教」の先生(現在は、大阪教区の神父様になられています)
③最寄りの教会の主任司祭(昨夏、一緒にカトリック世界大会でスペインに行く予定でした…。が、私は仕事の関係でいけませんでした。でも、神父様はちゃんとフルネームを覚えてくれていました!感動です!!)
それと、④シスター(修道女)になった大学時代の友達

と、知り合いが4人もこの教会と大学事務所で働いているからです。
「(日曜日の)ミサに来てるか」と嫌味(いや言われることは正しいのですが)を言われても、
「はははっ…」と笑ってごまかしながら教室に向かう私なのでした。

それは、まるで職員室前で「昨日の補習は(なぜこなかったのか)?」と声をかけられたのを、
笑いながら通り過ぎていくある高校生のようでした…。
わたし、成長してないなぁ…。
でも、すべて懐かしい顔。ありがたい、ありがたい。
やはり、そばにいてくれる実感は私たちを強くしますね。

「ひとりじゃないよ」
神様も、そういっているらしい…。

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2012年9月1日土曜日

文部科学省と「イクメン」




この夏は、前半は「やる気(自主参加)講座」のコーディネートと自身の講座で慌しくすごしました。
新しいことを始めるときには、ものすごいエネルギーが要りますが、
何かが変わるときにはワクワクします。

ところで、夏期休暇中は、私自身の充電も行いました。
8月は、大学の授業に参加しました。
講師の先生方はとてもスマートで、まるでモデルさんのように格好よかったのですが、
どの先生方も「イクメン」(子育て中の男子)で、とても人間的な魅力あふれる方々でした。
それはさておき、

来年度から指導要領に大きな改訂が行われるので、専門の先生からお話を聞けるよいチャンスになりました。
私たちが取り組んでいる「みらい科」(総合学習に類する本校オリジナル教科)と『総合的な学習』の関連性を、
また、文部科学省が必要視する『総合的な学習』の学力について、
指導要領の解説書を書いている先生方から直接伺うことができ、私自身たくさん学ばせていただきました。

いろいろな大人の事情を加味しながらの指導要領の変更が、実は私たち「みらい科」の実施にいたるまでと同様の道のりだったことがわかり、ある意味安心しました。
安心というより、文部科学省の人たちも「ひと」だったのね、という感じです。
世の中に求められているものが「教育」として、子供たちの与えられるわけですから、
「社会」の様子に最も近くから関わっていなくてはなりません。
社会を見る目線が、とても近かったという意味では、
あつかましくも、今回の改訂はとても現実的なものだといえるかもしれません。
あの「イクメン」たちが、これからの社会の担い手作りのために、奔走している結果と言えるのでしょう。

「みらい科」は、即戦力になる「実力(基礎学力)」と「問題解決能力」、「コミュニケーション能力」また、相手に自分のことを伝える「言語技術」を育成していくプログラムです。
今、世の中は、教科カリキュラムを「生活の中で活用」する力を必要としています。
「みらい科が求める学力」は必ず社会で役に立ちます。
世の中には、大人にも解決できない問題がたくさんあります。
しかし、あきらめず、人任せにせず、これからも一緒に学んでいきましょうね。

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