2012年10月26日金曜日

自分の価値を下げるのは誰だ


「自分の価値を下げるのは…       自分だけ」です。
この「自分の価値を下げるのは自分だけ」と言う言葉は、聖書の中にありますが、
いろいろなときに考えさせられる言葉です。

宿題をしない自分、
公共の場所でいろんな「もの」を見て見ぬふりをする(見捨てる)自分、
自分のことは棚に上げ、他人を否定する自分、
悪いと知りながら、改めない自分、
悪いと知らないまま、悪に手を染める自分

「無知は罪だねぇ」
ある後輩が言いました。

「あなたの(人間性の)価値を下げるのは、自分だけ」
この言葉をあなたはどのように感じますか。
Key

2012年10月24日水曜日

座禅に行こう(中3みらい科 特別体験講座) 

10月25日(木)は座禅の体験のため、花園・妙心寺に出かけます。
4年間続いている座禅体験ですが、
講師の松山大耕先生は、毎年心に残るお話をしてくださいます。
30代の松山先生は、洛星高校出身で東大卒。
しかし、その「東大卒」の肩書はお寺に入門する前の3日間だけだったとおっしゃられています。
今では、ローマ教皇との晩餐に出かけられたり、有名ブランドとコラボレーションされたり、アナウンサーの奥様についてのろけられたりと、活動は仏教家として多岐にわたります。
「女子校生に言っておきたことがある!」と、年頃の彼女たちのために厳しい、
そして温かい言葉をかけてくださいます。
この座禅体験は、生徒にとってもかなりハードなお出かけプランですが、
いつも楽しんでくれます。
出会いは、人を豊かにしてくれる、と実感する講座です。
宗教が違っても、心を豊かにしてくれる、
何か共通した道を示してくれる貴重な体験だと思います。
宗教体験は、その人自身のものです。
私の神をあなたに押し付けることはありません。
私の感動体験を伝え、あなたが出会う神を心待ちにしてほしいのです。
座禅は、その出会いのために「心を無」にすることだと教えてくださいます。
雑念にいかに自分を縛り付けているか、その雑念を無理に断ち切るのではなく、
流れに身を任せる。これが難しいです。
あなたの心のコップは、今あふれていませんか。
もうそれ以上は入らない、そんなときこそ心の整理が必要なのです。
Key

2012年10月22日月曜日

ダダ漏れです 


夏休み中に、ICT研修会がありました。
学校現場もさまざまな最新機器を使用し、デジタル化を推進しています。
私たち大人は、「テレビネイティブ世代」。
私たちが生まれたことには、ほとんどすべての家庭にテレビはあったのではないでしょうか。
そして、時代は移り変わり…
いまや「モバイルネイティブ世代」なのだそうで、今の子供たちは生まれたときから既にひとり一台携帯電話が与えられている時代。
このネイティブたちは、既にさまざまな機器に免疫があり、
最新機器もすらすら使いこなせてしまいます。
が、情報の危機管理については、どれくらい知識があるのだろうと思います。
「絆」「つながり」が常套句で使われる昨今、
さまざまなLINEでつながることが必須であるかのように思われています。
なのですが、
あなたの情報はダダ漏れではありませんか。

あなたの携帯電話で、あなたの情報とともに、友達や知り合いの情報も流していませんか。
もしあなたが携帯電話を紛失した時に、その情報は守られますか?

個人的な情報を情報網に載せることで所属団体に悪影響を与える場合があり、
私たち教職員もさまざまな段階で個人の情報流出を防ぐ、自己規制をかけなければなりません。
個人に任されているところも多く、まだまだ不十分ですが、あなたの持っている情報が他人の過去を無責任に流出させているかもしれません。

「友達もしているから」ではなく、一度自分の姿勢を問い直して見ましょう。
それは、家族で話し合うこと、家族に属しているあなたは家族のルールを大事にするべきです。
スマートフォンが進化すると、自分以外の人間は要らなくなるのかもしれないと、
少し危機感を感じます。
皆さんは、いかがですか?
Key

2012年10月19日金曜日

佐野洋子という生き方


「100毎回生きたねこ」の著者・佐野洋子さん。
作家・谷川俊太郎さんの奥様だった時期もあり、
『68歳で乳がんの告知を受けたその日に契機づけに緑色のジャガー(車)を買い、
死ぬが死ぬときまで、自分らしさにこだわって生きた女性です。


生きているかぎり続いていく毎日を、美しいものは美しいと、あがきながら、いとおしみながら、生きた。こんなふうに余計な虚飾をひとつひとつ手放すように生きられたら、そして死ねたら、どんなにいいか。

(遺作 「死ぬ気まんまん」を)読むたびに「あなたさ、格好つけてどうすんの! 生きるって、どうあがいたって、かっこ悪いもんよ。だから面白いんじゃない」と発破をかけられた気がした。』

書評の一節だけれど、佐野洋子を感じている。
これほどまでに、強烈なエネルギーで生きている人を見ると圧倒されるが、
とりあえず、こんな人もいるのだと、いや「いたのだ」ととてもうれしくなった。

長く生きることは、
その分、たくさんの人を見送ることになるのだとも思う。
そして、自分の「そのとき」には、私はどれほど成長しているのだろうか。 
Key

2012年10月17日水曜日

「100万回生きたねこ」2


私は、「999999回」を生きる猫がすき。
どんなに周りの人にかわいがられても、その人たちのことを好きになれないねこ。
「死ぬのなんか平気」だった猫。
このときの猫が好き。なんというか、「生き難さ」を感じているところがとてもいい。


ところで、
皆さんは、嫌いな、あるいは苦手な人がいますか。
「生理的に合わないんだよねぇ」
苦手な人を表現するときに、こういうことがありませんか。
「遺伝子上」相性が悪いと言うこともあるようですが、
実はそれ以上に、自分の嫌いな面を相手に見ているから相手を好きになれないのだ、と聞いたことがあります。
自分が望んでいるとおりにならない状態に不満を抱いていると同時に、
望まない自分の姿を見ているようで相手に苛立ちを覚えるのです。
うん、あるある。

相手を好きになれず、この世の中に取り立てて興味がないのは、
自分が好きではないからでしょ?
この猫の気持ちと行動は、手に取るようによくわかります。

ところがあるとき、猫は誰の猫でもない「のら猫」になります。
そんなある日、のら猫は白い美しい猫と出会います。
100万回死んだことを自慢しても、「そう」としか言ってくれない白い猫に。
でも数日後、「そばにいてもいいかい?」と言えたのら猫のそれからは、
劇的に変化します。
そして、誰よりも白い猫をいとおしみ、誰よりも「自分」を生きました。

私たちは、いつの日か、自分らしい自分を受け入れ、
自分らしい自分のそばに、「だれか」がいてくれることを信じています。
それはまず、自分を受け入れることから始まるのかもしれません。

この絵本は、子供たちと一緒に読んでみて、たくさん学びがありました。

ずっと続くと思う人生には感動がないかもしれません。
「この一瞬は一生に勝る」と思うとき、自分の人生は輝き始めるだと思います。
皆さんもぜひ、味わってみてください。
Key


2012年10月15日月曜日

「100万回生きたねこ」


『100万回生きたねこ』
皆さんは、このタイトルの絵本を読んだことがありますか。
2学期に入り、私は中3の授業でこの絵本を読みました。
幼児の絵本を中高生に読み聞かせるのか、と思われるかもしれませんが、
「大人も考えさせられる絵本」として最近はよく取り上げられている「教材」です。
ねこの生涯を通して、私たちの人生の過ごし方と終え方を考えてほしいと思ったのです。

「中3になったみんなは、どんなことを感じる?」
感想をいろいろいってくれました。
最近、中3生が授業でとても活発に話してくれます。
「○○さん、どうかな?」なんていわなくても、
自然と意見が出しあえる素敵な空間がとてもうれしいです。


この絵本の読み方について、情報を集めていたら、
来年早々にミュージカルがあることがわかりました。
ラッキー!いってみよう!
しかも、今とても人気がある満島ひかりさん、森山未来さん主演です。
さらに、私の誕生月に公演があるので、これは行かねば!
この絵本が、私を呼んでいる!?
演出家はどこに主眼ポイントを置くのか、ミュージカルでなにを歌うのか、期待したいところです。
Key

2012年10月12日金曜日

創立記念日


本校は、60歳の誕生日を迎えることができました。
今年は、300人の大合唱をするのだとか。
高1・高2・OGの方々などで総勢300人が、
10月12日、琵琶湖ホールのステージに上がります。

小さな学校ですが、
小さな学校らしく、
勝ち続ける強さではなく、しなやかにどんな困難にも前向きに向き合える
芯のある女性たちの学び舎であり続けたいと思っています。

今後も、皆様の温かいご支援とご理解をお願いいたします。
Key

2012年10月10日水曜日

祭りは終わった…  


祭り(文化祭・体育祭)は終わりました。
すべてを自分たちで準備する楽しさと大変さを十分に味わえたでしょうか。

ところで、皆さんにとって、次のイベントは、「中間テスト」ですね。
がんばろうね。
しっかり復習しよう。復習問題ばかりなのだから、毎日少しずつ問題集をやり直そう。
あなたの「ちゃんと」は、きっと結果に結びつく。
自分を信じなくちゃ、誰があなたを信じるだろう。

保護者の皆様、
まだまだ誘惑に弱い子供たち。
時間の管理をお願いします。
携帯・スマートフォンの使い方や使用時間は、
おうちでしっかりルール作りをなさってください。(話し合ってください)

関わることで、生徒は変わります。
私たちも、生徒との関わる方法を模索しています。
ただ今いえるのは、生徒にあきらめの言葉をかけないことです。
生徒が勉強している間、ただ視野に入る範囲内でそばにいてくださるだけで大丈夫です。
「勉強をしないんです…」いえ、「勉強はするものなのです」
良い習慣作りに、ご協力をお願いします。
Key

2012年10月8日月曜日

死ぬまでにしたい10のこと


突然、帰りの電車の中で、「死ぬ前にしたい10のこと」と言う話題になり、
後輩は「世界遺産めぐり」を即答した。
う~ん、わたしはどうだろう…。

どこか行きたいか?      旅行…   じゃない。
何か食べたいか?       食べ物…  でもない。
誰かに会いたいか?
何かしたいか?

特にないなぁ。
家の片づけかな。「そのとき」には最小限のものだけを残す。
生きた証を消すことかな?
猫が死ぬ前に突然姿を消すように、私もそんな死に方がいいのかなと思う。
過ぎ去った日は取り戻せない。静かに過ぎ去った日を思い起こそう。

その前に、両親を看取るという大切な仕事が待っているけれど。
Key

2012年10月5日金曜日

明日は体育祭   


本校は、京都東山に学び舎があります。
系列校のノートルダム学院小学校と 京都ノートルダム女子大学は、
京都北山にキャンパスがあります。
タクシーに乗った際に、「鹿ケ谷(ししがたに)のノートルダムへ」と言わないと、
北山に行ってしまいますので、ご注意ください。

本校の体育祭は、この女子大のグランドを借りて行っています。
ほのぼの小さな学校の、ほのぼの小さな運動会です。

ほのぼの小さな学校ですが、
そろそろ西京極陸上競技場で大々的に体育祭をしたいなぁと個人的には思っています。
本物のトラックは、楽しいぞ。
人生の中で、本物と出会うことは大切です。

死ぬまでにしておいてもいいこと。
「一度は世界のアスリートが走った場所に自分も立つ。」
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2012年10月3日水曜日

中3みらいが始まるよ



文化祭など大きな行事が終わり、少し落ち着いてから、中3みらい科は始まります。
中3は10月から特別講座を組み入れ、スペシャル時間割で2学期を過ごします。
座禅体験や職業人講演会などさまざまなイベントとともに、
自分の「みらい」を考える時間にしてほしいと思っています。

人生は、自分の選択で成り立っています。
あなたはそれでいいのですか?それがいいのですか?
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2012年10月1日月曜日

スタディルームを始めます 


2学期は、文化祭終了後の
9月27日より開始しています。
すでに中間テスト2週間前になっています。
自学習のスケジュールを立てていきましょう。

ダイエットと同じように、
具体的な数字を宣言することで、意欲が高まります。
また、周りの協力も得られやすくなります。

今までと同じようにテスト当日を迎えるのではなく、
自分の工夫をしてみましょう。
Key