先日の中3みらい科では、「わたしのせいじゃない」という絵本を読みました。
そして、日々「私のせいじゃない」と言っていることに気付かされました。私たちの発する言葉は、日々たくさんの「言い訳」をしているのです。
今週(5月10日)の中3みらい科は、その先へと進みます。
それは、「その状況に、あなたはどのように関わるのか」というものです。
ここで少しキリスト教の話をすると、キリスト教にはイエス・キリストというスーパーヒーローがいます。
イエスは十字架に磔(はりつけ)になって亡くなくなりましたが、イエスは自分を救えた「神の子」であったにも関わらず、その力をお使いにはならず、十字架上での死を選ばれました。
このイエスの死は、わたしたちにどうしても伝えたいメッセージがあったがために、行われた出来事なのです。
それは、一体何なのか。
イエスの命をかけたメッセージ、それを私は「人間のむごさ」を知らせることだと思っています。
「人に流されるご都合主義・集団心理」
愛弟子でさえ、自分も同様に捕まってしまうのではないかと保身していた箇所が聖書から伺えます。民衆も日ごろイエスと一緒にいた弟子たちも、イエスに助けられた人々もだれもイエスを守らなかったのです。守り切れなかったです。
さらに、そのイエスの命をかけたメッセージには、続きがあります。
皆さんは、「隣人を愛しなさい」という言葉を聞いたことがありますか。
しかも、良く見てください。キリスト教の「愛」は「愛しなさい」という命令形です。
だれかに親切にしてみようよ、あなたの大切な人とつながろうよ、というお誘いではなく、強い口調で「愛しなさい」と言われるのです。
ふっとしたときに人間は人をも殺せるむごい生き物になります。その時に思い出せ、「愛しなさい」と。
それは、相手の事情を聴きだすことでも、誰かを責めることでもありません。
それは、「励ます言葉」「そばにいること」「うけいれること」を共にするということです。
今日のみらい科では、生徒たちに「プラスのストローク(元気が出る言葉や行動) ベスト5」を発表させます。
日ごろ、お母さんにやってもらって元気が出るのはどんなこと?
元気がないときに、どんなことをしてもらいたい?
生徒は、そんな問いに答えながら、自分と人との距離を自分なりに見つけていきます。
私は、「ただそばにいること」にはたくさんの愛があると思います。
物理的な距離ではなく、心の距離で。
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